Unity 基本操作ガイド: シーンとオブジェクト設定の基礎
この画像は、Unityエディターの全体的なインターフェースを示しており、シーン内のキューブオブジェクトの詳細が表示されています。この画面では、Hierarchy、Sceneビュー、Inspector、Projectウィンドウ、Console などの主要なエディター要素が確認できます。以下に、それぞれの要素と現在のシーン設定の詳細を解説します。
目次
1. Hierarchy ウィンドウ
- 役割:
- シーン内に存在するすべてのオブジェクトを階層構造で表示します。
- 現在の内容:
- Main Camera:
- シーン内のメインカメラで、プレイヤーの視点を表します。
- Directional Light:
- シーン全体に均一な光を当てる方向性ライトです。
- Cube:
- シーン内に存在する単純なキューブメッシュの3Dオブジェクトです。このオブジェクトに関する詳細は Inspector で設定されています。
- Main Camera:
2. Scene ビュー
- 役割:
- シーン内の3Dオブジェクトを視覚的に編集するためのエリアです。
- 現在の表示内容:
- キューブがシーンの中心(原点)に配置されています。
- 移動、回転、拡大縮小の操作を行うための Transform ハンドル(矢印)が表示されています。
- 右上の小さな3D軸(X, Y, Z)によって、シーンの方向がわかります。
3. Inspector ウィンドウ
- 役割:
- Hierarchyで選択したオブジェクトのプロパティを表示・編集します。
- 現在の表示内容(Cube オブジェクトの設定):
- Transform:
- 位置(Position)、回転(Rotation)、スケール(Scale)がすべてデフォルト(X=0, Y=0, Z=0、スケールは1)に設定されています。
- Cube (Mesh Filter):
- キューブメッシュがこのオブジェクトに設定されています。
- Mesh Renderer:
- このコンポーネントにより、キューブが画面に描画されています。
- Materials:
- デフォルトのマテリアルが適用されています。
- Lighting:
- 影をキャスト(Cast Shadows: On)し、影を受け取る(Receive Shadows: On)設定です。
- Probes:
- Light Probes と Reflection Probes の両方が Blend Probes に設定され、プローブから補間されたライティング情報を使用しています。
- Additional Settings:
- モーションベクターは Per Object Motion に設定され、動的オブジェクトのモーションブラーが有効です。
- Dynamic Occlusion は有効で、隠れたオブジェクトの描画を最適化します。
- Box Collider:
- キューブの物理的な境界を定義するためのコライダーが設定されています。
- サイズは X=1, Y=1, Z=1(デフォルト)で、キューブの形状に一致しています。
- トリガーとしては設定されていません(
Is Trigger
オフ)。
- Transform:
4. Project ウィンドウ
- 役割:
- プロジェクト全体で使用するアセット(スクリプト、マテリアル、モデルなど)を管理します。
- 現在の内容:
- プロジェクトには以下のアセットが含まれています:
- AssetsOnly:
- Input System の設定ファイル(Input Action Asset)が含まれています。
- InputSystem.inputsettings:
- Unityの新しいInput Systemに関連する設定ファイルです。
- Main:
- シーンファイル(現在のシーン)。
- AssetsOnly:
- プロジェクトには以下のアセットが含まれています:
5. Console ウィンドウ
- 役割:
- プロジェクトのデバッグメッセージ、エラー、警告を表示します。
- 現在の内容:
- 現在の状態ではエラーや警告は表示されていません。
6. その他のUI要素
- シーン操作ツールバー:
- シーンを操作するためのツール(移動、回転、スケールなど)が表示されています。
- 現在は移動ツールが選択されています。
- Play ボタン:
- シーンを再生するためのボタンです。現在は再生が停止した状態(編集モード)です。
- Layout メニュー:
- エディターのレイアウトを変更するためのオプションが右上に表示されています。
7. 具体的な設定例
- キューブの移動と回転:
- Transform コンポーネントの Position や Rotation の値を変更して、キューブの位置や角度を調整します。
- マテリアルの変更:
- Project ウィンドウで新しいマテリアルを作成し、Inspector の Materials セクションにドラッグ&ドロップします。
- 入力システムの利用:
- Input System を使用するスクリプトを追加し、AssetsOnly の Input Action Asset を設定します。
8. 注意点
- シーンビューの操作:
- シーンビューでキューブを操作する際、Transform ハンドルをドラッグして直感的に変更できます。
- プロジェクトアセットの管理:
- アセットを適切に整理して管理すると、プロジェクトの複雑さを軽減できます。
この画面は、Unityの基本的なワークフローを示しており、ゲームやシーンを構築するための各要素を理解するのに役立ちます。
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