りんごの箱を分ける物語 〜 C#の代入演算子〜
プログラミングを学びはじめると、最初に出会うのが「変数」と「代入」という言葉です。
たとえば int a = 10; と書くだけで、数字を箱に入れるような動きが起こります。でも、この「箱から箱へ中身を渡す」とは、いったいどういうことなのでしょうか?
この記事では、「りんごの入った箱を別の箱にコピーする」という物語を通じて、「変数に変数を代入する」という動作をやさしく解説していきます。
変数同士がどうやって値をやりとりしているのか、C#の基本からしっかり理解してみましょう。
登場人物
- appleBoxA:最初にりんごを入れた箱(最初の変数)
- appleBoxB:あとから用意された別の箱(コピー先の変数)
1. りんごを入れる
int appleBoxA = 10;
- Aさんの箱に、りんごを10個入れました。
- appleBoxA という名前の箱(変数)に、10 を代入しています。
🧺→🍎🍎🍎🍎🍎🍎🍎🍎🍎🍎(10個)
2. りんごをコピーする
int appleBoxB = appleBoxA;
- 今度は、appleBoxAの中身をそのままコピーして、Bさん用の箱を用意します。
- このとき、appleBoxBにも10個のりんごが入ります。
🧺 appleBoxA → 🍎10個
🧺 appleBoxB → 🍎10個(コピーされた)
3. それぞれの箱は
別物
その後、もしこうしたら…
appleBoxA = 5;
appleBoxAの中のりんごは5個に減りますが、appleBoxBには最初にコピーされた10個のまま残ります。
appleBoxA → 🍎5個
appleBoxB → 🍎10個(変わらない)
💡 ポイント:int型は「値型」なので、コピーされた時点で別々の箱になる!
まとめ
変数名 | 意味 | 状態 |
---|---|---|
appleBoxA | 最初のりんごの箱(元の変数) | 最初は10、後で5に変更 |
appleBoxB | コピーされた箱 | ずっと10のまま |
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