【C#】条件分岐と繰り返し演習セット
目次
【問題1】FooBar問題(3の倍数と4の倍数)
◆ 内容
1 から 50 までの数字を順番に表示するプログラムを作りましょう。
ただし、次のルールに従います。
条件 | 表示内容 |
---|---|
3 の倍数の場合 | 「Foo」 |
4 の倍数の場合 | 「Bar」 |
3 と 4 の両方の倍数の場合 | 「FooBar」 |
どれにも当てはまらない場合 | 数字をそのまま表示 |
◆ 【実行例】1 から 12 までの出力
1
2
Foo
4
5
Foo
7
Bar
Foo
10
11
FooBar
【問題2】偶数・奇数ラベル問題
◆ 内容
1 から 20 までの数字を順番に表示するプログラムを作りましょう。
ただし、次のルールに従います。
条件 | 表示内容 |
---|---|
偶数(2の倍数) | 「Even: 数字」 |
奇数 | 「Odd: 数字」 |
◆ 【実行例】1 から 6 までの出力
Odd: 1
Even: 2
Odd: 3
Even: 4
Odd: 5
Even: 6
【問題3】7の倍数マーク問題
◆ 内容
1 から 50 までの数字を順番に表示するプログラムを作りましょう。
ただし、次のルールに従います。
条件 | 表示内容 |
---|---|
7 の倍数の場合 | 「数字★」 |
それ以外の場合 | 数字そのまま |
◆ 【実行例】1 から 15 までの出力
1
2
3
4
5
6
7★
8
9
10
11
12
13
14★
15
✏️ 【ポイント】
- 繰り返し(for 文や while 文)を使う
- %(剰余演算子) を使って倍数を判定する
- 条件分岐(if / else if / else)を正しく書く
- 複数条件を判定するときは判定の順序に注意する
【解答1】FooBar問題(3の倍数と4の倍数)
✅ C#サンプルコード
using System;
class Program
{
static void Main(string[] args)
{
// 1から50まで繰り返す
for (int i = 1; i <= 50; i++)
{
// 3と4の両方の倍数を最初に判定
if (i % 3 == 0 && i % 4 == 0)
{
Console.WriteLine("FooBar");
}
else if (i % 3 == 0)
{
Console.WriteLine("Foo");
}
else if (i % 4 == 0)
{
Console.WriteLine("Bar");
}
else
{
Console.WriteLine(i);
}
}
}
}
🔍 解説ポイント
- for 文で 1 から 50 まで繰り返しています。
- % は剰余演算子で、i % 3 == 0 は3で割り切れる(3の倍数)という意味です。
- 3と4の両方の倍数(12, 24, 36, 48など)は && で「かつ」を表す条件式で判定します。
- 両方の倍数判定を一番最初にすることが大切!先に if (i % 3 == 0) を書くと、3の倍数で止まってしまい FooBar が表示されません。
【解答2】偶数・奇数ラベル問題
✅ C#サンプルコード
using System;
class Program
{
static void Main(string[] args)
{
// 1から20まで繰り返す
for (int i = 1; i <= 20; i++)
{
if (i % 2 == 0)
{
// 偶数のとき
Console.WriteLine($"Even: {i}");
}
else
{
// 奇数のとき
Console.WriteLine($"Odd: {i}");
}
}
}
}
🔍 解説ポイント
- 偶数は % 2 == 0 で判定します。
- 奇数は「偶数でないもの」として else で表現します。
- $"Even: {i}" は文字列補間と呼ばれる書き方です。変数 i の値を文字列に埋め込めるので、結果が見やすくなります。
【解答3】7の倍数マーク問題
✅ C#サンプルコード
using System;
class Program
{
static void Main(string[] args)
{
// 1から50まで繰り返す
for (int i = 1; i <= 50; i++)
{
if (i % 7 == 0)
{
// 7の倍数のとき「★」をつける
Console.WriteLine($"{i}★");
}
else
{
Console.WriteLine(i);
}
}
}
}
🔍 解説ポイント
- i % 7 == 0 で7の倍数かを判定します。
- 条件はシンプルなので if と else だけでOKです。
- Console.WriteLine($"{i}★"); とすると、数字の後ろに★を付けて出力できます。
- 7, 14, 21, 28, 35, 42, 49 が正しく「★」付きで表示されるか確認してみましょう。
✅ 演習のまとめ
ポイント | 内容 |
---|---|
繰り返し | for 文で範囲をしっかり指定する |
倍数判定 | % を使って正しく条件を書けるか |
複数条件 | 「両方の倍数」の判定順序に注意する |
出力 | 文字列補間 $"…" を使うと便利 |
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