【Unity】自作コントロールの作成(7セグメントのデジタル数字表示コントロール)
7セグメントディスプレイ(7-segment display)の実装をUnityで行うには、いくつかのアプローチがあります。Unityの環境における7セグメントディスプレイの実装方法には以下のようなものが考えられます。
様々な実装方法
- テクスチャを使用する方法:
- まず、7セグメントディスプレイの各セグメントに相当する画像を用意します。これらの画像は通常、7つの縦棒または横棒の形をしており、それぞれが数字を形成するのに必要な部分です。
- Unityの中で、これらの画像をUI要素(例えば、
Image
コンポーネントを持つオブジェクト)として使用し、特定の数字を表示するために必要なセグメントをアクティブ化します。
- 3Dモデルを使用する方法:
- 3Dモデリングツールを使用して、7セグメントディスプレイの3Dモデルを作成します。
- Unityプロジェクトにモデルをインポートし、スクリプトを使用して特定のセグメントをアクティブまたは非アクティブにします。
- UIの描画:
- Unityの
Canvas
システムを使用して、プログラム的にセグメントを描画します。 - これは
RectTransform
を使用して各セグメントの位置と形状を設定し、CanvasRenderer
で描画することで実現できます。
- Unityの
- カスタムシェーダーを使用する方法:
- より高度なアプローチとして、カスタムシェーダーを作成してセグメントの表示を制御することもできます。
- この方法では、特定の入力(例えば、表示する数字)に基づいてセグメントを表示または非表示にするシェーダーを書きます。
- プリミティブオブジェクトを使用する方法:
- Unityの基本的なプリミティブ(例えば、キューブや平面)を使用して、7セグメントの各部分を作成します。
- スクリプトを使用して、表示する数字に基づいて適切なプリミティブをアクティブまたは非アクティブにします。
どの方法を選択するかは、プロジェクトの要件、パフォーマンスの考慮、および個人のスキルレベルによって異なります。また、これらのアプローチは組み合わせて使用することも可能です。例えば、3Dモデルとテクスチャを組み合わせて、よりリアルな7セグメントディスプレイを作成することができます。
コードのサンプル
Unityで7セグメントディスプレイを実装するための簡単なコードサンプルを提供します。この例では、7つのセグメントがそれぞれ独立したGameObjectであると仮定し、それらをオン・オフして数字を表示します。まず、Unityのエディタで7つのGameObject(例えばキューブや平面)を作成し、それぞれに名前(例えば “SegmentA", “SegmentB", …)を付けます。これらのGameObjectはSetActive
メソッドを使用してオン・オフを切り替えます。
using System.Collections.Generic;
using UnityEngine;
public class SevenSegmentDisplay : MonoBehaviour
{
// 7セグメントの各GameObjectを保持する
public GameObject segmentA;
public GameObject segmentB;
public GameObject segmentC;
public GameObject segmentD;
public GameObject segmentE;
public GameObject segmentF;
public GameObject segmentG;
// 数字ごとのセグメントのオン・オフ状態
private readonly Dictionary<int, bool[]> numberToSegments = new Dictionary<int, bool[]>
{
{ 0, new bool[] { true, true, true, true, true, true, false } },
{ 1, new bool[] { false, true, true, false, false, false, false } },
// 以下、2から9までの他の数字を追加
};
void Start()
{
DisplayNumber(0); // 初期表示
}
// 数字を表示するメソッド
public void DisplayNumber(int number)
{
if (numberToSegments.TryGetValue(number, out bool[] segments))
{
segmentA.SetActive(segments[0]);
segmentB.SetActive(segments[1]);
segmentC.SetActive(segments[2]);
segmentD.SetActive(segments[3]);
segmentE.SetActive(segments[4]);
segmentF.SetActive(segments[5]);
segmentG.SetActive(segments[6]);
}
else
{
Debug.LogWarning("Invalid number");
}
}
}
このスクリプトでは、numberToSegments
ディクショナリを使用して、各数字に対応するセグメントのオン・オフ状態を定義しています。DisplayNumber
メソッドを呼び出すことで、指定された数字がディスプレイに表示されます。例えば、DisplayNumber(1)
を呼び出すと、数字「1」が表示されます。
セグメントの配置や具体的な形状は、実際のデザインに合わせて調整する必要があります。また、このコードは基本的な実装例であり、プロジェクトの要件に応じてカスタマイズすることが可能です。
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