はじめての繰り返し処理:同じことを何度も自動でやってみよう!
目次
1. 繰り返し処理って何?
プログラムで同じ処理を何度も書くのは面倒です。
そんなときに役立つのが 繰り返し処理(ループ) です。
例えば:
- 1から10まで数を数える
- 何度も入力を確認する
- プレイヤーが生きている限りゲームを続ける
などに使います。
2. 代表的なループ
C# でよく使うのはこの3つです。
ループ | どんなときに使う? |
---|---|
for 文 | 回数が決まっているとき |
while 文 | 条件が満たされている間繰り返すとき |
do-while 文 | 条件に関係なく1回は必ず実行したいとき |
3. for 文の基本形
for (初期化; 条件; 更新)
{
// 条件が true の間、繰り返す処理
}
例:1から5まで数を数える
for (int i = 1; i <= 5; i++)
{
Console.WriteLine(i);
}
- int i = 1; でスタート
- i <= 5; が条件
- i++ は 1 ずつ増える
結果:
1
2
3
4
5
4. while 文の基本形
while (条件)
{
// 条件が true の間、繰り返す処理
}
例:HPが0になるまで攻撃
int hp = 10;
while (hp > 0)
{
Console.WriteLine($"攻撃!残りHP: {hp}");
hp -= 2; // HPを2ずつ減らす
}
Console.WriteLine("敵を倒した!");
5. do-while 文の基本形
do-while は 必ず1回は処理を行う のが特徴です。
do
{
// まず実行
}
while (条件);
例:1回だけメッセージを表示して確認する
string answer;
do
{
Console.Write("続けますか?(yes/no): ");
answer = Console.ReadLine();
}
while (answer != "no");
Console.WriteLine("終了します。");
6. break と continue
- break;:ループを途中で抜ける。
- continue;:その周の処理だけスキップして次へ。
例:3のときだけスキップ
for (int i = 1; i <= 5; i++)
{
if (i == 3)
{
continue; // 3のときだけスキップ
}
Console.WriteLine(i);
}
// 結果: 1 2 4 5
7. よくある間違い
- while の条件がずっと true だと 無限ループ になる。
- for の更新式(i++ など)を忘れると止まらない。
8. 練習問題
1から10までの偶数だけ表示する for 文を書いてみよう。
for (int i = 1; i <= 10; i++)
{
if (i % 2 == 0)
{
Console.WriteLine(i);
}
}
9. まとめ
- 回数が決まっていれば for。
- 条件が続く限り繰り返すなら while。
- 1回は必ず動かすなら do-while。
これで繰り返し処理の基本はOKです!
参考
訪問数 14 回, 今日の訪問数 1回
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