C# static チュートリアル

2025年7月15日

🔹 1. static とは？

• static は 「クラスやメンバーをインスタンス（オブジェクト）を作らずに使えるようにする」 修飾子です。
• 共通のデータや処理を扱いたいとき に便利です。

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🔹 2. static を使う場所

使う場所	例	説明
クラス	static class Utility	インスタンス化できない、共通の機能をまとめる
フィールド（変数）	static int count;	すべてのインスタンスで共有する変数
メソッド	static void Print()	インスタンスを作らずに呼び出せるメソッド
プロパティ	static int Count { get; set; }	インスタンス不要で値を共有

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🔹 3. 例：static メンバー

using System;

class Program
{
    // static フィールド
    static int count = 0;

    // static メソッド
    static void Increment()
    {
        count++;
    }

    static void Main()
    {
        Console.WriteLine($"初期値: {count}"); // 0

        Increment();
        Increment();

        Console.WriteLine($"2回増加後: {count}"); // 2
    }
}

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🔹 4. static class

static class MathHelper
{
    public static int Add(int a, int b)
    {
        return a + b;
    }
}

// 呼び出し例
class Program
{
    static void Main()
    {
        int sum = MathHelper.Add(3, 5);
        Console.WriteLine(sum); // 8
    }
}

• static class は インスタンス化できない
• すべてのメンバーも static でなければならない

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🔹 5. 注意点

✅ static メンバーはインスタンス間で値が共有される

✅ static コンストラクタ（static constructor）は最初のアクセス時に1度だけ実行される

✅ static クラスは継承できない

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🔹 6. いつ使う？

• 設定値や計算処理など 共通機能をまとめるとき
• データをインスタンス間で共有するとき（例：総数カウント）

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✅ まとめ

ポイント	内容
インスタンス不要	new せずに直接アクセス
共有データ	すべてのインスタンスで同じ値を共有
Utility クラスに最適	計算・変換などの共通処理に便利

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