Visual Studio のインテリセンスを使ってスペルミスを防ぐ方法
プログラムを書く際、特にクラス名やメソッド名が長い場合、スペルミスによるエラーが発生しやすくなります。
Visual Studio のインテリセンスを活用することで、これらのスペルミスを防ぎ、正確にコードを記述することができます。
また、クラスを先に作成してからメソッドを補完する方が効率的 です。
なぜなら、クラスが正しく定義されていないと、メソッドのインテリセンスが適切に機能しないためです。
この手順に従えば、長いクラス名やメソッド名の入力ミスを最小限に抑えることができます。
サンプルコード
ここでは、名前が長い例として次のコードを考えてみます
Program.cs
新規でソリューションを作成したときにVisualStudioで生成されるファイルです
using System;
class Program
{
static void Main()
{
// ① クラス名をインテリセンスで補完
var instance = new MyVeryLongClassNameForExample();
// ② メソッド名をインテリセンスで補完
instance.PerformComplexCalculationAndReturnValue();
}
}
MyVeryLongClassNameForExample.cs
新たにファイルを作成する必要があります
using System;
class MyVeryLongClassNameForExample
{
public void PerformComplexCalculationAndReturnValue()
{
Console.WriteLine("計算が完了しました!");
}
}
1. 先にクラスを作成するべき理由
プログラムを記述する際、最初にクラスを作成し、正しく補完できることを確認してから、メソッドを呼び出すのが重要です。
理由は以下の通りです:
- クラスが正しく定義されていないと、メソッドのインテリセンスが機能しない
クラスが適切に認識されないと、メソッドの一覧が表示されません。 - クラス名を間違えると、メソッドの候補も出てこない
クラス名が誤っていると、そのインスタンスを作成できず、メソッドの入力時に補完候補が表示されません。
そのため、まずクラス名を正しく補完し、それからメソッドを補完する という順番が重要です。
2. クラス名を正確に入力する方法
new
を入力してインテリセンスを活用
var instance = new
と入力すると、インテリセンスが自動でクラス候補を表示します。
クラス名の一部を入力
var instance = new MyVery
まで入力すると、MyVeryLongClassNameForExample
が候補に表示されるので、Tab
または Enter
で確定 します。
確定すると、自動でクラス名が補完される
var instance = new MyVeryLongClassNameForExample();
3. 長いメソッド名を正確に入力する方法
クラスのインスタンスを作成した後に .
を入力
instance.
と入力すると、そのクラスが持つメンバー一覧が表示されます。
メソッド名の一部を入力
instance.Per
まで入力すると、PerformComplexCalculationAndReturnValue
が候補に表示されるので、Tab
または Enter
で確定 します。
確定すると、自動でメソッド名が補完される
instance.PerformComplexCalculationAndReturnValue();
4. クラス名やメソッド名を確実に補完するポイント
Ctrl + Space
でインテリセンスを強制表示
インテリセンスが自動で出ない場合、Ctrl + Space
を押すと補完候補が表示されます。F12
で定義へジャンプ
クラス名やメソッド名が正しいか確認するには、カーソルを当ててF12
を押すと定義へ移動できます。- エラーが出たら
Ctrl + .
で修正候補を表示
クラス名が間違っていたり、名前空間が足りない場合は、カーソルを合わせてCtrl + .
を押すと修正候補が表示されます。
この方法を使えば、長い名前のクラスやメソッドをミスなく記述できます。
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません