【Unity】Unityでブリッジデザインパターンを当てはめてみる
Unityでは、ブリッジパターンはデザインパターンの一つです。ブリッジパターンは、抽象化と実装を分離することで、それらを独立して変更できるようにするために使用されます。このパターンは、実装の詳細を隠し、抽象化と実装を疎結合にすることができます。
Unityにおいてブリッジパターンを使用する一般的なケースは、異なるプラットフォームやAPIに対応するための抽象化レイヤーを作成する場合です。たとえば、ゲーム内でさまざまなオーディオシステムをサポートする必要がある場合、ブリッジパターンを使用して、抽象的なオーディオインターフェースと具体的なオーディオ実装を分離することができます。これにより、異なるプラットフォームに簡単に対応できるようになります。
サンプル
以下は、Unityにおけるブリッジパターンの例です。まず、抽象化クラスを作成します
public abstract class AudioPlayer
{
protected IAudioImplementation audioImplementation;
public void SetAudioImplementation(IAudioImplementation implementation)
{
audioImplementation = implementation;
}
public abstract void PlayAudio(string audioFile);
}
次に、実装クラスを作成します
public interface IAudioImplementation
{
void PlayAudio(string audioFile);
}
public class DesktopAudio : IAudioImplementation
{
public void PlayAudio(string audioFile)
{
// デスクトップ用のオーディオ再生コード
}
}
public class MobileAudio : IAudioImplementation
{
public void PlayAudio(string audioFile)
{
// モバイル用のオーディオ再生コード
}
}
最後に、具体的なオーディオプレイヤーを作成します
public class ConcreteAudioPlayer : AudioPlayer
{
public override void PlayAudio(string audioFile)
{
// 他の処理...
// 実装クラスにオーディオ再生を委譲
audioImplementation.PlayAudio(audioFile);
// 他の処理...
}
}
この例では、AudioPlayer
クラスが抽象化を担当し、IAudioImplementation
インターフェースが実装を担当しています。具体的なオーディオプレイヤーであるConcreteAudioPlayer
は、PlayAudio
メソッド内で実装クラスに処理を委譲します。
このように、ブリッジパターンを使用することで、異なる実装を持つオーディオプレイヤーを作成し、柔軟に切り替えることができます。
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