C# WinFormsアプリケーションにおけるフォルダ内の画像表示
この資料では、C#を使用してVisual Studioで開発するWinFormsアプリケーションにおいて、実行ディレクトリ内にフォルダを作成し、そのフォルダ内に格納された画像ファイルを表示する方法について説明します。この方法を利用することで、プロジェクト内で画像ファイルを整理しやすくなります。
手順
1. プロジェクトにフォルダを作成し画像ファイルを追加する
Visual Studioでプロジェクトを開く
Visual Studioを開き、目的のWinFormsプロジェクトをロードします。
フォルダの作成
ソリューションエクスプローラーでプロジェクトを右クリックし、「追加」 > 「新しいフォルダー」を選択します。
新しく作成されたフォルダに名前を付けます。例として、フォルダ名を「Images」とします。
画像ファイルの追加
作成した「Images」フォルダを右クリックし、「追加」 > 「既存の項目」を選択します。
使用したい画像ファイルを選択し、このフォルダに追加します。
ビルド時の画像コピー設定
「Images」フォルダ内の各画像ファイルを選択し、プロパティウィンドウで「出力ディレクトリにコピー」の設定を「常にコピー」に変更します。
2. コードでフォルダ内の画像ファイルを読み込む
フォームにPictureBoxを配置する
フォームデザイナーでPictureBoxコントロールをフォームに追加します。pictureBox1という名前で追加されていると仮定します。
フォルダ内の画像を読み込むコードの記述
以下のコードをMainFormのコンストラクタに追加します。
using System;
using System.Windows.Forms;
using System.IO; // System.IO 名前空間をusingディレクティブで登録
namespace ImageDisplayApp
{
    public partial class MainForm : Form
    {
        public MainForm()
        {
            InitializeComponent();
            // 実行ディレクトリのパスを取得
            string executablePath = Application.StartupPath;
            // フォルダ内の画像ファイルのパスを取得
            string imageFolder = Path.Combine(executablePath, "Images");
            string imagePath = Path.Combine(imageFolder, "your_image.png");
            // PictureBoxに画像を設定
            pictureBox1.Image = Image.FromFile(imagePath);
        }
    }
}
3. アプリケーションのビルドと実行
ビルド
プロジェクトをビルドします。ビルドによって、「Images」フォルダとその中の画像ファイルが実行ディレクトリにコピーされます。
実行
アプリケーションを実行すると、フォーム内のPictureBoxに指定したフォルダ内の画像が表示されるはずです。
まとめ
この資料では、WinFormsアプリケーションで実行ディレクトリ内にフォルダを作成し、その中の画像ファイルを読み込む方法について説明しました。この方法を活用することで、プロジェクト内でのリソース管理が容易になり、アプリケーションの保守性も向上します。






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