Unity プロジェクトビューにおける Assets フォルダ整理の技術資料

Unity のプロジェクトが大きくなると、Assets フォルダが次第に乱雑になり、作業効率が低下することがあります。ここでは、Assets フォルダを整理整頓するための具体的な手順を紹介します。


手順 1: 用途別にフォルダを作成する

まず、ファイルの種類や用途に応じてフォルダを作成します。基本的なフォルダ構成は以下の通りです:

  • Scripts: C# スクリプト
  • Prefabs: プレハブ
  • Materials: マテリアル
  • Textures または Images: テクスチャや画像
  • Scenes: シーンファイル
  • Audio: 音声ファイル
  • Animations: アニメーション
  • Editor: エディター用スクリプト

例:

Assets/
  ├── Scripts/
  ├── Prefabs/
  ├── Materials/
  ├── Textures/
  ├── Scenes/
  ├── Audio/
  ├── Animations/
  └── Editor/

手順 2: ファイルを適切なフォルダに移動する

Assets フォルダ内のファイルを、それぞれの用途に応じて作成したフォルダに移動します。Unity ではプロジェクトビュー上でドラッグ&ドロップにより、ファイルを簡単に移動できます。


手順 3: 命名規則を統一する

ファイルやフォルダの命名規則を統一することで、整理された構造を維持しやすくなります。以下は一例です。

  • スクリプト名: PlayerController.cs(機能+"Controller")
  • プレハブ名: PlayerCharacter.prefab(キャラクター名+"Character")
  • マテリアル名: PlayerSkin.mat(オブジェクト名+"Skin")

命名規則の例:

PlayerController.cs
EnemyAIController.cs
MainMenuScene.unity
BackgroundMusic.wav

手順 4: 不要なアセットの削除

プロジェクト内で使用していないアセットは整理の際に削除し、ディスクスペースやビルドサイズを減らしましょう。

  1. 右クリックでアセットを選択。
  2. 「Find References In Scene」を使用して、そのアセットが使用されているか確認。
  3. 使用していない場合は削除します。

まとめ

これらの手順を実践することで、Unity の Assets フォルダを効率的に整理し、開発スピードを向上させることができます。適切なフォルダ構成と命名規則を守ることで、長期的なプロジェクト管理も簡単になります。

Unity

Posted by hidepon