GitHub Projects Board テンプレート:チュートリアル


1. はじめに

このチュートリアルでは、GitHub の新しい Projects 機能から「Board」テンプレートを使い、タスク管理の基本操作 を理解できるよう、最小構成でカンバンボードを作成・運用する流れを解説します。


2. 目的

  1. Board(カンバン)形式のプロジェクトを立ち上げる
  2. 列(カラム)の追加・名前変更を体験する
  3. タスクカードの作成から詳細設定までを理解する
  4. タスクの移動でワークフローを体感する
  5. 日次スタンドアップでの進捗共有イメージを掴む

3. 前提条件

  • GitHub アカウントを作成済み
  • 対象リポジトリ(Public/Private)を所有、または Fork 可能

4. チュートリアル手順

4.1 プロジェクトの新規作成

  1. 対象リポジトリの画面右上で 「Projects」 タブを開く
  2. 「New project」 をクリック
  3. 左ペイン「Start from scratch」内の 「Board」 を選択
  4. 右上の Project name にプロジェクト名(例:「初心者カンバン演習」)を入力
  5. 「Create project」 をクリック

4.2 カラムの追加とリネーム

  1. 空のボードが表示されたら、不要なデフォルト列(Col1, Col2…)があれば削除
    • 各列ヘッダー右の「…」→ Delete column
  2. + Add column をクリックし、以下3つの列を追加
英語日本語列名
Todo未着手
In Progress進行中
Done完了
  1. 各列ヘッダー右の「…」→ Edit column を選択し、名称を上記日本語に変更して Save

4.3 タスクカード(Issue)の作成

  1. 「未着手」 列下の + Add item をクリック
  2. すると 「Create new issue」 ダイアログが開きます。主な項目は以下の通りです。
    • Repository
      • この Board に紐付けるリポジトリを選択
    • Blank issue
      • 「テンプレートなし」で新規 Issue を作成
    • Title(必須)
      • カードに表示されるタスク名(例:「環境構築手順の確認」)
    • Write(任意)
      • 詳細説明を Markdown 形式で記入
    • Assignees / Labels / Milestone
      • 必要に応じて担当者やラベル、マイルストーンを指定
  3. 入力後、右下の 「Create issue」 をクリック
  4. ボードの「未着手」列に新しいカードが追加されます

4.4 ドラッグ&ドロップでステータス更新

  • 作業開始時:カードを「未着手」→「進行中」へ移動
  • 作業完了時:カードを「進行中」→「完了」へ移動

ポイント:Drag & Drop するだけでステータス更新が完了し、履歴としても残ります。


4.5 日次スタンドアップでの進捗共有

  1. 毎朝、チームでボードを画面共有
  2. 完了(完了) 列:昨日完了したタスク
  3. 進行中(進行中) 列:今日取り組むタスク
  4. 未着手(未着手) 列:手をつけていないが優先度の高いタスクや障害

5. 次のステップ

  • ラベルの活用:バグ、機能追加、ドキュメントなど色分け
  • Estimate(見積):ストーリーポイントを使い工数感を共有
  • Automation(自動化)
    • PR マージ時に自動で「完了」へ移動
    • 新規 Issue 作成時に自動で「未着手」へ登録

6. まとめ

  1. Board テンプレート で手軽にカンバン操作を学習
  2. 列の追加・日本語リネームカード作成→詳細設定移動 の基本を習得
  3. 日次スタンドアップ でタスクの見える化を体感
  4. 慣れてきたらラベル・見積・自動化を順次導入し、チーム開発を効率化しましょう

まずはこのチュートリアルに沿ってボードを立ち上げ、実際に手を動かしてみてください。

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