デリゲートの考え方(4)
デリゲートの考え方(1)では、戻り値、引数とも持たないメソッドを見てきました。今回は、戻り値を持つメソッドについて考えてみます。
public int Kick()
{
Console.WriteLine("キックでダメージを与えた");
return 10;
}
このメソッドのタイプは、どのようなものでしょうか?
- 戻り値は1つ。(int型が1つ)
- 引数はありません。
このパターンですね。
次も同じパターンです。
ppublic int Punch()
{
Console.WriteLine("パンチでダメージを与えた");
return 5;
}
変数を使う場合、まず、宣言が必要でしたね。
型名 変数名;
デリゲートに当てはめると、
Func<int> attack;
Funcが型名、attackが変数名です。(Action型と違い、Func型は戻り値がある場合のメソッドを指します)
変数が宣言できたので、代入してみます。
attack = Kick;
呼び出しは、
attack();
となります。
class Player
{
public int Kick()
{
Console.WriteLine("キックでダメージを与えた");
return 10;
}
public int Punch()
{
Console.WriteLine("パンチでダメージを与えた");
return 5;
}
public void Combo()
{
Func<int> attack;
// キックの場合
attack = Kick;
int damage = attack();
Console.WriteLine(damage);
// パンチの場合
attack = Punch;
damage = attack();
Console.WriteLine(damage);
}
}
表示
キックでダメージを与えた
10
パンチでダメージを与えた
5
追記)このサンプルは、下記でインスタンスの作成が必要です。
class Program
{
static void Main(string[] args)
{
Player falcon = new Player();
falcon.Combo();
}
}
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