Unityビルド時にフルスクリーンではなくウィンドウサイズを指定する方法
目次
1. 概要
Unityのビルド設定では、デフォルトでアプリケーションがフルスクリーンで起動されることが多いです。しかし、開発の要件によってはフルスクリーンではなく、指定したウィンドウサイズで起動する必要がある場合があります。本資料では、Unityビルド時にウィンドウサイズを指定する方法を解説します。
2. 手順
2.1 Player Settingsの変更
Unityエディタでウィンドウサイズを指定するには、Player Settingsで以下の設定を行います。
Player Settingsにアクセス
- メニューから「Edit」→「Project Settings」→「Player」を選択します。
ウィンドウサイズと表示モードの設定
「Resolution and Presentation」セクションで以下の設定を変更します。
- Default Screen Width と Default Screen Height
- ウィンドウ起動時の幅と高さを指定します。
- 例:
1280
(幅) ×720
(高さ)
- Full Screen Mode
- ウィンドウモードで起動するには、Windowed を選択します。
※Exclusive Fullscreen
もウィンドウモードですが、通常は Windowed を選びます。
- ウィンドウモードで起動するには、Windowed を選択します。
2.2 スクリプトでのウィンドウサイズ設定
Player Settingsで設定したサイズとは異なるサイズを動的に指定する場合は、スクリプトを使用してウィンドウサイズを変更できます。
ウィンドウサイズ変更用のスクリプト作成
実行時に任意のサイズに設定するために、以下のコードを作成し、Start
メソッドや任意のタイミングで呼び出します。
void Start()
{
int width = 1280; // ウィンドウの幅
int height = 720; // ウィンドウの高さ
bool isFullScreen = false; // フルスクリーンをオフ
Screen.SetResolution(width, height, isFullScreen);
}
このコードを用いることで、ビルド後も実行時に指定サイズでウィンドウが表示されます。
3. 実装サンプル
Player Settingsの設定例
- Full Screen Mode: Windowed
- Default Screen Width:
1280
- Default Screen Height:
720
- Default Screen Width:
スクリプト例
using UnityEngine;
public class WindowedMode : MonoBehaviour
{
void Start()
{
int width = 1280; // ウィンドウの幅
int height = 720; // ウィンドウの高さ
bool isFullScreen = false; // フルスクリーンをオフ
Screen.SetResolution(width, height, isFullScreen);
}
}
以上の設定とスクリプトで、Unityアプリケーションを指定サイズのウィンドウモードでビルド・実行できます。
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません