Visual Studio Code インストール手順ガイド

はじめに

Visual Studio Code(通称 VS Code)は、Microsoft が提供する軽量かつ高機能なエディタです。

プログラミング学習からチーム開発まで幅広く利用でき、拡張機能によって IDE のように使えるのが特徴です。

この記事では、Windows を例に VS Code のインストール手順 を解説します。

あわせて Git の導入にも触れるので、ソース管理や履歴グラフ機能をすぐに使える環境が整います。


1. ダウンロード

  1. 公式サイトにアクセス→ Visual Studio Code ダウンロードページ
  2. OS に応じたインストーラを選択
    • Windows: 「User Installer」推奨
    • macOS: .dmg ファイルを選択
    • Linux: .deb(Ubuntu 系)や .rpm(Fedora 系)を選択

2. Windows へのインストール手順

  1. ダウンロードしたインストーラを実行
  2. 利用規約に同意
  3. インストール先フォルダを指定(通常は既定のままで OK)
  4. 追加タスクの選択
    • 「PATH に追加」 → コマンドラインから code . を実行できるようになるので推奨
  5. インストール完了後、「Visual Studio Code を起動」にチェックを入れて完了

3. 日本語化

インストール直後は英語表示です。日本語化するには拡張機能を導入し、さらに手動で切り替えが必要です。

手順

  1. VS Code を起動
  2. 左側の拡張機能(四角いアイコン)をクリック
  3. 検索欄に 「Japanese Language Pack」 と入力してインストール

ここで終わるとまだ英語のままなので、言語設定の切り替えを行います。

言語切り替え方法

  • 方法1:コマンドパレットから
    1. Ctrl + Shift + P または F1 を押す
    2. Configure Display Language と入力して実行
    3. ja を選択
    4. 再起動 → 日本語表示に切り替わる
  • 方法2:settings.json を編集
    1. Ctrl + , で設定を開く
    2. 右上の {}(JSON で編集)をクリック
    3. 以下を追加して保存
{
  "locale": "ja"
}
  • VS Code を再起動

4. Git のインストール(ソース管理を使う方は必須)

VS Code のソース管理機能(コミット履歴のグラフなど)を使うには Git が必要です。

Windows

  1. Git for Windows からインストーラを取得
  2. インストーラを実行し、基本は既定のまま進めて OK
  3. インストール後、コマンドプロンプトや PowerShell で以下を入力して確認
git --version
  1. → git version x.xx.x と表示されれば成功

5. 初回セットアップ

  1. テーマやアイコンを好みに変更
    • [拡張機能] → 「テーマ」や「アイコン」で検索してインストール
  2. 便利な拡張機能を導入
    • C# / Python / JavaScript など、開発言語に応じた拡張
    • Git Graph / GitLens などのバージョン管理支援ツール
  3. Git ユーザー情報の設定(一度だけ必要)

通常は以下のコマンドで設定します。

git config --global user.name "Your Name"
git config --global user.email "you@example.com"
  • これによりコミット時に「誰が変更したか」が記録されます。
  • ただし、すでに GitHub Desktop をインストールしてサインイン済みの場合は、この設定が自動で行われているため不要です。

まとめ

  • VS Code は公式サイトからインストーラをダウンロードすれば簡単に導入可能
  • 日本語化は「Japanese Language Pack」をインストール後、必ず手動で ja を選択する必要あり
  • ソース管理やグラフ表示を使うなら Git のインストールが必須

最小限の準備を済ませれば、すぐにプログラミング環境として利用できます。

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Posted by hidepon