UnityのLibraryフォルダについて
UnityプロジェクトのLibraryフォルダは、エディターが効率的にアセット管理やコンパイル処理を行うための一時的なキャッシュデータを保存する場所です。以下に主要なポイントを説明します。
主な役割
- アセットのキャッシュ
インポートしたアセットの変換データや、コンパイル済みのアセットデータが保存されます。これにより、プロジェクトを再度開いた際の読み込み速度が向上します。 - 自動再生成
Libraryフォルダはプロジェクトを開く際にUnityエディターによって自動的に再生成されます。そのため、Gitなどのバージョン管理システムでは通常、除外(.gitignoreに追加)されています。 - プラットフォーム固有のデータ
対象プラットフォームごとに必要なデータがキャッシュされており、環境ごとに再構築されるため、共有する必要がありません。
なぜバージョン管理から除外するのか
- サイズが大きい
プロジェクトの内容によっては大量のキャッシュデータが保存され、リポジトリのサイズが不必要に大きくなります。 - 環境依存性
Libraryフォルダに含まれるデータは、各開発環境ごとに最適化されるため、共有しても他の環境で正しく機能しない場合があります。 - 自動生成されるため
既に存在するアセットから必要な情報が生成されるため、バージョン管理する必要がなく、プロジェクトのクローン後にUnityが自動で再生成します。
このように、Libraryフォルダは開発の効率向上と環境ごとの最適化のために存在し、バージョン管理からは除外されるのが一般的です。
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