UnityでPrefabを複製してゴールドのリンゴを作る手順
Unityでは、既存のPrefabを複製して新しいオブジェクトを作成することにより、元のアセットに影響を与えずにカスタマイズしたオブジェクトを作成できます。たとえば、元のリンゴのPrefabからゴールドのリンゴを作る場合、Prefabを複製してゴールド用のマテリアルを適用すれば、元のリンゴはそのままに新たなゴールドのリンゴを簡単に実現できます。以下では、ProjectウィンドウでのPrefab複製方法と、複製後にゴールドのリンゴを作成するための具体的な手順について説明します。
目次
1. Prefabの複製方法
a. Projectウィンドウからの複製
- Prefabの選択
Projectウィンドウ内で、複製したいPrefab(例:applePrefab
)をクリックして選択します。 - 複製実行
- メニューバーの「Edit」→「Duplicate」を選びます。
- もしくはショートカットキー
- Windows: Ctrl + D
- Mac: Command + D
を使用します。

b. 自動命名について
- 複製したPrefabは、Projectウィンドウ特有の仕様として、元の名前に連番が付与され「applePrefab 1」と命名されます。
- これは同じフォルダ内で同名のアセットが存在しないよう自動的に管理されるための仕様であり、問題ありません。
- 後から任意の名前(例:
goldApplePrefab
)にリネームして整理できます。
2. ゴールドのリンゴを作成する手順
a. ゴールド用マテリアルの作成
- 新規マテリアル作成
- Projectウィンドウ内で右クリック → Create → Material
- 作成したマテリアルの名前を例として「apple_gold_mat」に設定します。
- マテリアルの設定
- Inspectorビューでシェーダーを設定(例:StandardシェーダーまたはURPのLitシェーダー)。
- ベースカラーをゴールド色(例:#FFD700)に設定。
- メタリック値を1.0に近づけ、スムースネスも高めに調整して金属的な質感を表現します。

b. 複製したPrefabへの適用
- Prefabの編集
- 複製されたPrefab(例:「applePrefab 1」)をダブルクリックしてPrefabモードに入るか、シーンにドラッグ&ドロップして編集可能な状態にします。
- マテリアルの適用
- リンゴ本体のMesh Rendererコンポーネントを持つGameObjectを選択し、Materials欄に新たに作成した「apple_gold_mat」をドラッグ&ドロップして適用します。
- 必要に応じた調整
- 茎や葉が別のマテリアルで管理されている場合は、同様にそれぞれ変更して全体の見た目を統一してください。

c. 名前の変更と保存
- Prefabモードでの編集が完了したら、Projectウィンドウに戻り、複製されたPrefabの名前を「goldApplePrefab」など分かりやすい名前に変更します。
- 最後にPrefabモードでの変更を保存して終了します。
3. まとめ
- Projectウィンドウ特有の自動命名
- 複製すると「applePrefab 1」などと命名されるのは、同一フォルダ内の重複を防ぐための仕様です。
- 名前は後からリネーム可能なので、用途に合わせて自由に変更できます。
- Prefabの複製と編集
- メニューバーの「Edit」→「Duplicate」またはショートカットキーで複製し、Prefabモードで編集。
- 新規マテリアルを作成してゴールドの質感を適用することで、ゴールドのリンゴを作成します。
以上の手順で、元のPrefabを安全に複製し、ゴールドのリンゴPrefabを完成させることができます。
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