GitHub Codespacesで学ぶC#プログラミング入門
C#を学びたいけれど、開発環境の構築が面倒…
そんなあなたに最適なのが GitHub Codespaces。
この記事では、Microsoft Learn の「Hello World」チュートリアルと合わせて、GitHub Codespacesでの練習方法をご紹介します。
🔍 チュートリアルの構成と基本手順
Microsoft Learn の Hello World チュートリアル では、ブラウザー上で対話的にC#を実行できる仕組みが用意されています。
Console.WriteLine("Hello, World!");
このように非常にシンプルながら、C#の「最初の一歩」には最適な構成となっています。
コードの下に「Run(実行)」ボタンが付いており、クリックするだけで対話型ウィンドウにコードが書き込まれ、その場で結果が表示されます。
なかなか表示されない時は、ブラウザをリロードしてみましょう
👉 実際に体験したい方はこちら:
💻 GitHub Codespacesを使った実践方法
1. GitHubアカウントを作成/ログイン
まずは GitHub にアクセスして、アカウントを作成またはログインします。
2. 新しいリポジトリを作成
右上の「+」から「New repository」を選択し、任意の名前(例:csharp-practice)でリポジトリを作成します。
3. Codespacesを起動
リポジトリページ右上の「Code」ボタンから「Codespaces」タブを選び、「Create codespace on main」をクリック。
4. プロジェクトを作成する準備
Codespacesが立ち上がったら、Visual Studio Code に似たUIが表示されます。ここでターミナルを開いて、C#のテンプレートプロジェクトを作成する準備をします。
5. ターミナルから実行
ターミナルで以下のコマンドを実行してください:
dotnet new console -o HelloWorldApp
cd HelloWorldApp
dotnet run
これにより、HelloWorldApp フォルダに Program.cs を含むテンプレートコードが自動生成されます。
初期状態の Program.cs は以下のような内容です:
Console.WriteLine("Hello, World!");
このまま dotnet run を実行すれば、以下のように表示されます:
Hello, World!
※ このテンプレートは .NET 6以降で導入された「トップレベルステートメント」構文です。
より古い形式で記述したい場合は、手動で Main メソッド付きの形式に書き換えても問題ありません。
🔁 なぜ Codespaces と Microsoft Learn を併用するのか?
特徴 | Microsoft Learn | GitHub Codespaces |
---|---|---|
環境構築不要 | ◎ すぐ使える | ◎ 自動構築(初回のみ数分) |
実行速度 | ◎ 高速(Web実行) | ◯ ローカル仮想環境としてやや遅いことも |
書き換えやすさ/保存 | △ 保存できない | ◎ GitHubで保存・共有可能 |
発展学習(パッケージ導入) | △ 難しい | ◎ 自由に NuGet など導入可能 |
このように、「気軽に学ぶ」→「本格的に試す」というステップを、
Microsoft Learn と GitHub Codespaces を組み合わせることで、スムーズに進めることができます。
✏️ まとめ
- Microsoft Learn は「お試し」や「理解の確認」に最適な 対話型チュートリアル
- GitHub Codespaces は、自分だけのC#開発環境として 自由に保存・実行が可能
- 両者を組み合わせることで、学習から実践までスムーズに移行可能
🧪 次のステップ(練習問題)
- Console.WriteLine を使って、自分の名前や好きな言葉を表示してみよう
- int や string を使った簡単な変数を定義し、表示してみよう
- 「if文」や「for文」を追加して、条件分岐や繰り返しに挑戦してみよう
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません