C#入門:コードは必ずブロック { } の中に書こう
C# では、コードは必ず「ブロック { }」の中に書く必要があります。
ブロック外に記述するとエラーや意図しない動作が発生します。初心者がつまずきやすい典型例や、インデントとの違い、さらに Unity での注意点もあわせて解説します。
目次
1. ブロックとは?
ブロックとは、{ } で囲まれたコードのまとまりのことです。
- クラス → メソッドやフィールドをまとめる
- メソッド → 実行される処理をまとめる
- if / for / while など → 条件分岐や繰り返しの処理をまとめる
💡 補足「処理は必ずブロックの中」という意識を持つことで、エラーを減らせます。
2. ブロック外にコードを書くとエラーになる
using System;
class Program
{
Console.WriteLine("Hello!"); // ❌ エラー
}
⚠️ 注意 クラスの直下に書けるのは「フィールド・プロパティ・メソッド定義」だけ。実際に動く処理文は必ずメソッドの中に。
3. 正しいコードの書き方
using System;
class Program
{
static void Main()
{
Console.WriteLine("Hello!"); // ✅ OK
}
}
4. if / for とブロック
if (true)
Console.WriteLine("1行なら省略可");
if (true)
{
Console.WriteLine("複数行なら");
Console.WriteLine("必ずブロックで囲む");
}
💡 Tips 初学者は常に { } を書く習慣をつけると安全です。
5. 初心者がつまずく例
- メソッド外に処理を書く
- if の波かっこ忘れで意図しない動作
- インデントに頼る(C# は { } が必須)
6. インデントとブロックの違い
- C# → { } がブロック、インデントは見やすさのため
- Python → インデントがブロックを決める
7. Unity の場合の補足
Unity スクリプトも C# で書くため、同じルールが適用されます。
public class MyScript : MonoBehaviour
{
Debug.Log("Hello!"); // ❌ エラー
}
➡ 正しい書き方:Start や Update のブロック内に処理を書く
public class MyScript : MonoBehaviour
{
void Start()
{
Debug.Log("Hello!"); // ✅ OK
}
}
💡 Tips(Unity初心者向け)
- フィールドはクラス直下に置ける
- Debug.Log など処理文は 必ずメソッド内
- 「場所の間違い」で出るエラーが初心者に多い
8. 図解で理解する
Unity スクリプトの基本構造

Unity のライフサイクル

if の { } 省略の落とし穴

9. まとめ
- C# ではコードは必ず { } 内に書く
- Unity でも同じ。Debug.Log などはメソッド外に置けない
- エラーの多くは「場所の間違い」から発生している
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