コンパイル?コンパイラ?リンク?リンカー?
〜「動作」と「役割」を分けて考えると一瞬で分かる〜
プログラミングを学び始めると、こんな用語に出会います。
- コンパイル
- コンパイラ
- リンク
- リンカー
さらに似た例として、
- プレイ
- プレイヤー
などもあります。
どれも似た言葉なので、初学者ほど
「結局、何が違うの?」
と混乱しがちです。
でも実は、この手の用語はすべて
ある共通ルールで名前が付いているだけです。
結論:
「動作」と「それをする人・道具」は別の言葉
まず一番大事な考え方はこれです。
| 種類 | 意味 |
|---|---|
| ○○する | 動作 |
| ○○する人・道具 | 役割 |
つまり、
- 動詞 → 何をするか
- 〜er / 〜or → それをやる人・道具
という関係です。
プレイとプレイヤーで考える
一番分かりやすい例がこれです。
| 用語 | 意味 |
|---|---|
| プレイ | 遊ぶという「行為」 |
| プレイヤー | 遊ぶ「人」 |
ゲームで言えば、
- サッカーをプレイする
- サッカーをするプレイヤー
ですよね。
これと全く同じ構造が、プログラミング用語にもあります。
コンパイルとコンパイラ
| 用語 | 意味 |
|---|---|
| コンパイル | ソースコードを機械語に変換する「作業」 |
| コンパイラ | コンパイルを行う「プログラム」 |
つまり、
コンパイラがコンパイルする
という関係です。
人間で言うと、
大工が家を建てる
と同じ構造です。
リンクとリンカー
これも全く同じです。
| 用語 | 意味 |
|---|---|
| リンク | 複数の部品をつなぐ「作業」 |
| リンカー | リンクを行う「プログラム」 |
つまり、
リンカーがリンクする
です。
よくある初学者の混乱ポイント
初心者が混乱する理由は単純で、
名前が似すぎている
からです。
特に日本語だと、
- コンパイル
- コンパイラ
がほぼ同じ音に聞こえます。
でも実際は、
| 覚え方 |
|---|
| 「〜er / 〜or が付いたら道具」 |
これだけ覚えればほぼ解決します。
他にもたくさんある同じパターン
この法則は、実はあらゆるところにあります。
| 動作 | 人・道具 |
|---|---|
| プレイ | プレイヤー |
| ドライブ | ドライバー |
| プリント | プリンター |
| スキャン | スキャナー |
| コンパイル | コンパイラ |
| リンク | リンカー |
| デバッグ | デバッガ |
全部同じ構造です。
プログラミング学習での超重要ポイント
ここを整理しておくと、今後こういう文章を読んでも混乱しません。
「このコードはコンパイラによってコンパイルされ、リンカーによってリンクされます」
これは日本語にすると、
「変換ツールで変換され、結合ツールで結合されます」
というだけの話です。
初学者向けの超シンプルな覚え方
最後に、授業用の一発フレーズ。
〜する → 動作
〜er / 〜or → それをやる人・道具
これだけで、ほぼ全ての似た用語問題は解決します。
まとめ
混乱の正体は「IT用語」ではなく、実はただの英語ルールです。
| 正体 |
|---|
| コンパイラは「特別な存在」ではない |
| ただの「コンパイルする道具」 |
| リンカーも同じ |
| プレイヤーと全く同じ構造 |
ここが腑に落ちると、
技術文書を読んだときのストレスが一気に減ります。
「あ、これは動作の話か」
「あ、これは道具の話か」
と瞬時に切り分けられるようになります。
これ、地味ですがかなり重要な基礎スキルです。




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