【C#入門】配列の書き方は1つじゃない ― 初学者が混乱しないための整理

C#の授業でよく出てくる次のコード。

int[] A = { 7, 3, 9, 4, 6 };

これは整数の配列を作る基本的な書き方ですが、実は同じ意味を持つ表現はいくつか存在します。

初学者の方は

「どれが正しいの?」

「違いはあるの?」

と戸惑いやすいポイントです。

この記事では、配列の代表的な書き方を整理しながら、それぞれの意味をやさしく解説します。


■最も基本の書き方(まず覚える)

int[] A = { 7, 3, 9, 4, 6 };

ポイント

  • 最もシンプル
  • サイズ自動決定
  • 初学者向け
  • 授業ではまずこれで十分

これは

「整数を5個入れられる箱の列を作り、初期値を入れる」

という意味になります。


■new を明示する書き方(仕組み理解向け)

int[] A = new int[] { 7, 3, 9, 4, 6 };

何が違うのか

内部的にはこちらがより正確な表現です。

配列はオブジェクトなので

  • メモリ上に生成される
  • new によって作られる

という事実が明示されています。

学習上の価値

オブジェクト指向の入口理解に非常に良い書き方です。


■サイズ指定して後から代入(構造理解に重要)

int[] A = new int[5];

A[0] = 7;
A[1] = 3;
A[2] = 9;
A[3] = 4;
A[4] = 6;

これは何に効く?

この書き方は実は教育的価値が高いです

理解できるようになる要素:

  • 添字(インデックス)
  • メモリ配置イメージ
  • アルゴリズム理解
  • ソート処理理解

FE試験やアルゴリズム授業では最重要の感覚になります。


■型推論(実務でよく見る)

var A = new[] { 7, 3, 9, 4, 6 };

特徴

  • 型を書かない
  • コンパイラが推測
  • 現場コードで頻出

初学者への注意

型が見えなくなるため

理解初期段階では非推奨

基礎理解後に導入が理想です。


■List(配列ではないが比較重要)

var A = new List<int> { 7, 3, 9, 4, 6 };

配列との違い

配列List
サイズ固定サイズ可変
高速柔軟
学習基礎実務頻出

学生が最も混乱するポイントの1つなので

配列理解 → List導入

の順序が非常に重要です。


■言語が違っても概念は同じ

配列という考え方は言語共通です。

擬似言語

A ← [7, 3, 9, 4, 6]

Python

A = [7,3,9,4,6]

Java

int[] A = {7,3,9,4,6};

重要なのは

言語が違っても

「値を並べて管理する箱」

という概念は共通という点です。

ここが理解できると学習速度が大きく上がります。


■まとめ(授業で伝えたい本質)

配列理解は3段階あります

① 箱の集まり理解

new int[5]

② 初期化理解

{ 7,3,9,4,6 }

③ オブジェクト理解

new

ここまで理解できると

  • ソートアルゴリズム
  • データ構造
  • List理解
  • 参照型理解

すべてが楽になります。

配列は小さな文法の話に見えますが、

プログラミング理解の基礎体力を作る重要テーマです。

焦らず確実に理解していきましょう。

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