キロ・メガ・ギガってなに? 〜SI接頭辞の基礎〜

TL;DR

  • 「キロ」「メガ」「ギガ」は SI接頭辞(単位の前につける言葉)
  • 「大きさ」や「小ささ」をわかりやすく表すためのルール。
  • ITの世界では「2進法」の考え方もあるので注意。

1. キロ・メガ・ギガとは?

「キロメートル」「メガバイト」「ギガヘルツ」など、普段よく耳にする単語には「キロ」「メガ」「ギガ」という言葉がついています。

これらは 単位の前につけて数を表す言葉(接頭辞) です。

  • キロ (k) = 1,000
  • メガ (M) = 1,000,000
  • ギガ (G) = 1,000,000,000

つまり、

  • 1 km = 1,000 m
  • 1 MB = 1,000,000 bytes
  • 1 GHz = 1,000,000,000 Hzとなります。

2. よく使うSI接頭辞

身近でよく出てくるものを表にまとめました。

名前記号
ミリm0.001 (1/1000)1 mm = 0.001 m
キロk1,0001 km = 1,000 m
メガM1,000,0001 MB = 1,000,000 bytes
ギガG1,000,000,0001 GHz = 1,000,000,000 Hz
テラT1,000,000,000,0001 TB = 1兆 bytes

3. コンピュータ分野での注意点

コンピュータの世界では「キロ」「メガ」「ギガ」が 2進数(0と1で表す数の世界) と混ざって使われることがあります。

  • 10進法のキロ (SI接頭辞)
    • 1 KB = 1,000 bytes
  • 2進法のキビ (2進接頭辞)
    • 1 KiB = 1,024 bytes

たとえば、ハードディスクの容量は「500 GB」と表記されますが、実際にパソコンで確認すると「465 GiB」と表示されることがあります。

これは「10進法で数えたメーカー」と「2進法で数えるパソコン」の違いが原因です。


4. 身近な例で考えてみよう

  • 距離:学校まで 2 km → 2,000 m
  • 時間:1 ms(ミリ秒) = 0.001秒
  • データ:1 GB の動画 = 約10億バイト

つまり、私たちは無意識に「キロ」「メガ」「ギガ」を使いこなしているのです。


5. まとめ

  • キロ・メガ・ギガは SI接頭辞 と呼ばれる。
  • 数の大きさや小ささをわかりやすくするためのルール。
  • コンピュータでは「10進」と「2進」が混じるので注意。

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Posted by hidepon