【バージョン管理ツール入門 第8回】
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GitHub Desktopで始めるバージョン管理
Gitはコマンド操作
Gitは本来、コマンドライン(ターミナル)で操作するツールです。
git add .
git commit -m "メッセージ"
git push
このようなコマンドを打つ必要があります。しかし初心者にとって、黒い画面にコマンドを入力するのは少しハードルが高いと感じることがあります。特に、コマンドの意味や順番を覚えるのが大変です。
GitHub Desktopとは
GitHub Desktopは、GitをGUI(グラフィカルユーザーインターフェース)で操作できるアプリです。つまり、ボタンやメニューでGitを扱えるツールです。
主な特徴は次の通りです。
- commit がボタンでできる
- push がボタンでできる
- 変更内容が画面で確認できる(どの行が追加・削除されたかが色付きで表示される)
つまりGitを視覚的に操作できるツールです。無料でダウンロードでき、Windows と Mac の両方で使えます。
GitHub Desktopのメリット
マウス操作:ドラッグ&ドロップでフォルダを追加したり、ボタンをクリックするだけで commit や push ができます。
視覚的に履歴が見える:どのファイルが変更されたか、どのような変更かが一覧で分かります。コマンドを覚えていなくても、画面を見ながら操作できます。
初心者でも扱いやすい:プログラミングスクールや、現場でのGit導入では、GitHub Desktop から Git を学ぶ方法がよく使われています。まず GUI で感覚をつかんでから、必要に応じてコマンドも学ぶ、という流れがおすすめです。
導入例(学習・業務共通)
次のような流れが一般的です。
- Visual Studio でプロジェクトを作成
- プロジェクトのフォルダを GitHub Desktop にドラッグ
- 「Add repository」で Git 管理を開始
- 左下にコメントを書いて「Commit to main」
- 初回は「Publish repository」、2回目以降は「Push origin」で GitHub に送信
この方法なら、既存のプロジェクトをそのまま Git 管理にできるため、フォルダのコピーや移動による混乱を避けられます。
コマンドとGUIの関係
GitHub Desktop で行う操作は、裏では Git のコマンドと同じことをしています。そのため、GitHub Desktop に慣れた後、コマンドを学ぶと理解が深まります。逆に、コマンドを先に学んだ人も、GitHub Desktop を使うと操作が楽になることがあります。
ダウンロードとインストール
GitHub Desktop は https://desktop.github.com から無料でダウンロードできます。Windows と Mac の両方に対応しています。
インストール後、GitHub アカウントでログインします。これで、自分のリポジトリを GitHub Desktop で管理できるようになります。既存のプロジェクトフォルダをドラッグ&ドロップするだけで、Git 管理を開始できます。
次回は「チーム開発でGitが必要になる理由」を説明します。




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