デリゲートの考え方(2)
デリゲートの考え方(1)では、戻り値、引数ともにない場合のメソッドを見てきました。今回は、一歩進んで、引数を持つメソッドについて考えます。
public void Kick(string str)
{
Console.WriteLine($"{str}のキック");
}
このメソッドのタイプは、どのようなものでしょうか?
- 戻り値がありません。
- 引数が一つ(string型)
このパターンですね。
次も同じパターンです。
public void Punch(string str)
{
Console.WriteLine($"{str}のパンチ");
}
変数を使う場合、まず、宣言が必要でしたね。
型名 変数名;
デリゲートに当てはめると、今度は次のようになります。
Action<string> attack;
Actionが型名、attackが変数名です。(Action型は、戻り値がない場合のメソッドを指しています)
今回と前回の違いは引数(string型)があるかどうかです。
引数があるため、引数の方であるstringから、<string>と宣言しています。
変数が宣言できたので、代入してみます。
attack = Kick;
呼び出す方法は、
attack(“falcon");
となります。
また、+=演算子で、同時に複数のメソッドw追加することもできます(マルチキャストデリゲート)
attack += Punch;
まとめると、
class Player
{
public void Kick(string str)
{
Console.WriteLine($"{str}のキック");
}
public void Punch(string str)
{
Console.WriteLine($"{str}のパンチ");
}
public void Combo()
{
Action<string> attack;
attack = Kick;
attack += Punch;
attack("falcon");
}
}
表示
falconのキック
falconのパンチ
追記)このサンプルは、下記インスタンス化が必要です。
class Program
{
static void Main(string[] args)
{
Player falcon = new Player();
falcon.Combo();
}
}
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