チーム開発作品発表ガイド

チーム開発の作品発表は、完成品を紹介するだけでなく、チームとして協力しながら目標を達成したプロセスや、個々が果たした役割と成長を示す重要な場です。本ガイドでは、発表を効果的に進めるための構成とポイントをまとめています。これを参考に、聞き手に伝わりやすい発表を目指しましょう。

このガイドは、メンバー固定で進めた場合のものになります
実際のチーム状況や作品内容に合わせて加筆・修正してください(メンバーが入れ替わる練習をしている場合、その状況に合わせてください)


1. チーム紹介

  • チーム名
  • メンバー人数
  • 各自の担当
    • 例)リーダー/プログラマー/デザイナー/レベル設計

2. 作品の概要

  • 作品タイトル
  • ジャンル
    • 例)2Dアクション、パズル、シミュレーションなど
  • 開発目的・コンセプト
    • 例)「初心者が楽しめる難易度設計」「短時間で遊べるミニゲーム」「ストーリー重視の演出」など

3. 作品デモとこだわりポイント

  1. デモプレイまたはスクリーンショット
    • 実機でのプレイ映像や、代表的なスクリーンショットを見せる。
  2. 注目してほしい要素
    • デザイン面:キャラクターや背景のビジュアル
    • 操作感:操作性やレスポンスの滑らかさ
    • 演出・演出タイミング:エフェクト、音声、アニメーションなど
  3. 技術的な工夫
    • 例)UnityのDOTweenを使ったアニメーション実装
    • 例)Procedural Generationでステージを自動生成
    • 例)AIを使った簡易NPC行動パターン

→ 「なぜその手法を選んだのか」「実装するうえでの課題と解決策」を合わせて説明すると説得力が高まります。


4. チーム開発で工夫したこと

  • 開発体制・コミュニケーション方法
    • 例)週1回のミーティング実施、SlackやDiscordでタスク管理
    • 例)スプリントボードを用いた進捗可視化
  • バージョン管理(GitHubなど)の活用
    • 例)ブランチ戦略(feature/develop/main)に基づく運用
    • 例)Pull Requestを使った相互レビュー体制
  • トラブル・課題とその解決プロセス
    • 例)仕様変更による要件調整の流れ
    • 例)コンフリクト発生時のマージ手順と役割分担
    • 例)遅延が発生した際のスケジュール再設定

→ 「課題発生→原因分析→対策→再発防止」といった流れを具体的に示しましょう。


5. 個人の貢献と振り返り

  • 自分の担当領域
    • 例)キャラクター制御(Animation Controller設定、StateMachineBehaviour実装)
    • 例)UI設計(Canvasレイアウト、スクリプト連携)
  • 取り組んだ工夫・工数
    • 例)リファクタリングを行い、コードの可読性を向上
    • 例)チーム内で「コード規約」を提案し、統一感を持たせた
  • チーム開発で得た学び
    • 例)コミュニケーションの重要性(仕様を曖昧にしない)
    • 例)レビューを受けることで品質向上につながる実感
    • 例)トラブルシューティング能力の向上

→ 「どのように学び、それを次にどう活かしたいか」を明確に伝えましょう。


6. まとめと今後の展望

  • 作品の最大の特徴・強みを再度強調
    • 例)「短時間で達成感を味わえるバランス設計」「ユニークなギミックを多数実装」など
  • 今後取り組みたい課題や改善点
    • 例)UIUXのさらなるブラッシュアップ、レベルデザインのバリエーション拡充
    • 例)リリース後のユーザーフィードバックをもとに機能追加
  • 締めの言葉
    • 「ご清聴ありがとうございました」

→ 最後に一番伝えたい“メッセージ”を簡潔に述べることで、聞き手に印象を残せます。


発表のコツ

  • 事前に話す順序と役割をチームで共有各パートの時間配分を決め、練習を重ねる。
  • スライドは必要最低限の文字量に抑え、ビジュアルを重視スクリーンショットや図を用いて、一目で理解できるようにする。
  • 一人が長時間話さないようにする発表にメリハリをつけるため、メンバー全員が順番に話す。
  • 時間厳守(目安:発表全体で10分以内)短時間でポイントを的確に伝える練習を行う。
  • Q&Aに備え、想定質問と回答を準備しておくバグや仕様に対する質問を想定し、ストーリーとして答えられるよう要点をまとめる。

就職活動や面接でも活かせる発表内容となるよう意識しましょう。

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Posted by hidepon