基本情報技術者試験とは?未経験からITを学ぶ最初のステップ
IT業界への就職・転職を目指す人にとって、「最初に取っておくべき資格」として有名なのが 基本情報技術者試験(FE) です。
本記事では、
- どんな試験?
- 出題範囲
- 勉強のポイント
- 合格のコツ
をわかりやすく紹介します。
基本情報技術者試験(FE)とは
ITの基礎知識を問う国家資格 で、正式名称は
情報処理技術者試験(国家資格)の一区分
ITエンジニアを目指す人の 入門資格 として人気があります。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 試験方式 | CBT(PC受験) |
| 日程 | 通年(好きな日時を選択) |
| 出題 | 午前/午後 |
| 合格ライン | 各60% |
| 想定学習時間 | 約100〜150時間 |
CBT方式になったため、いつでも受験できる のが大きなポイントです。
試験の難易度
難易度は 中級レベル。
IT初学者でも、しっかり対策すれば半年で合格できます。
| 合格率 | 難しさ |
|---|---|
| 30〜40% | 普通 |
特に午後試験の
- アルゴリズム(疑似言語)
- データベース(SQL)
が合否を分けます。
出題範囲
基本情報は、IT分野を 広く浅く 学べるのが特徴です。
大きく分けると以下の3カテゴリ。
1)テクノロジ(技術)
- コンピュータ構成
- OS
- ネットワーク
- データベース
- アルゴリズム
- セキュリティ
2)マネジメント
- プロジェクト管理
- システム監査
3)ストラテジ(戦略)
- 経営戦略
- 法務
- IT戦略
特に テクノロジ系が最重要 で、ITの基礎が網羅されています。
試験形式(午前/午後)
午前
→ 四択の知識問題
→ 過去問対策が最強
午後
→ 長文読解+プログラミング
→ 60%以上で合格
→ 特にアルゴリズムの理解が必須
難しいのは午後で、
疑似言語でアルゴリズムを読み解く問題 が出ます。
例:配列から特定値を探索
例:処理回数から結果を算出
実装力より ロジック理解力 が重視されます。
どんな人におすすめ?
- ITを体系的に学びたい
- 未経験からエンジニアを目指したい
- 就活や転職で有利になりたい
- IT基礎を固めたい
とくに 未経験者の土台作り に最適です。
勉強方法
1)午前 → 過去問を繰り返す
- 知識問題が中心
- 半分は過去問から再出題
→ 「過去問道場」がおすすめ(無料)
2)午後 → アルゴリズム + SQL
- 疑似言語を読み解く
- DB操作(SELECT/WHERE/ORDER)
理解が難しいので、早めに手をつける のがポイント。
使用プログラミング言語
FP方式ではPython がデフォルト
→ Java も選択可能
→ ただし疑似言語の理解があればOK
実は、言語というよりアルゴリズム理解が勝負 です。
おすすめ教材
| 種類 | 名称 | 特徴 |
|---|---|---|
| 参考書 | キタミ式イラストIT塾 | 初学者向け |
| 参考書 | かんたん合格シリーズ | 網羅系 |
| Web | 過去問道場 | 無料・必須 |
まずはこれで十分。
合格までの勉強ロードマップ
1ヶ月目
- IT基礎
- 午前過去問
2ヶ月目
- アルゴリズム
- SQL
3ヶ月目
- 実戦演習
- 弱点克服
目安は 100〜150時間。
合格のコツ
- 午前は過去問反復
- 午後はアルゴリズム最優先
- Pythonを使うと楽
- 完璧を目指さない(60%でOK)
「広く浅く」が基本なので、難しい分野は深追いしすぎないのがポイントです。
合格後にできること
- IT基礎を証明できる
- 就活・転職での加点
- 上位資格の応用情報技術者に進める
即戦力スキルとは違いますが、IT学習の土台ができる のが最大のメリット。
まとめ
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 名称 | 基本情報技術者(FE) |
| 種別 | 国家資格 |
| 難易度 | 中級 |
| 合格率 | 30〜40% |
| 試験方式 | CBT |
| 勉強時間 | 100〜150h |
| キー分野 | アルゴリズム・SQL |
| 対策 | 過去問+午後問題演習 |
ITを志すなら、まずこの資格を目指してみるのがおすすめです。
IT学習の最初の一歩 として最適。
しっかり対策して合格を目指しましょう。
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