基本情報技術者試験「擬似言語(模擬文法)」入門

基本情報技術者試験(特に科目B)では、実際のプログラミング言語ではなく、試験専用の擬似言語が使われます。

これは、

プログラムを書けるかどうか

ではなく

「処理の流れを正しく読めるか」

を見るためのものです。

未経験でも、正しい読み方を知っていれば十分対応できます。


擬似言語とは何か(初学者向け説明)

擬似言語とは、

  • C言語でもない
  • C#言語でもない
  • Pythonでもない
  • Javaでもない

でも、

  • 日本語に近く
  • 数学の記号を少し使い
  • 誰が読んでも同じ意味になる

ように作られた、試験専用の共通言語です。

👉「プログラムの文章問題」

と思ってください。


最初に覚えるべき文法は5つだけ

科目Bで使われる文法は、ほぼ次の5種類です。

  1. 変数
  2. 代入
  3. 条件分岐
  4. 繰り返し
  5. 配列

これ以上増えることは、ほとんどありません。


① 変数とは(値を入れる箱)

変数とは、

数値や文字を入れておく「箱」

です。


代入の書き方

a ← 5

意味は、

a という箱に 5 を入れる

です。

⚠️数学の「=」とは意味が違います。


よくある初学者の疑問

a ← a + 1

これはおかしくありません。

処理の流れはこうです。

  1. 今の a の値を見る
  2. 1 を足す
  3. その結果を a に入れ直す

👉 a を 1 増やす処理です。


② 条件分岐(もし〜なら)

基本形

if a > 10 then
    処理A
else
    処理B
end if

意味:

もし a が 10 より大きければ 処理A

そうでなければ 処理B

日本語として読めばOKです。


③ 繰り返し(同じことを何回も)

for文の基本

for i ← 1 to 5
    処理
end for

意味:

i を 1 から 5 まで変えながら

同じ処理を繰り返す


初学者が確認すべきポイント

  • i は 1 → 2 → 3 → 4 → 5
  • 合計 5回 実行

④ 配列(番号がついた箱の並び)

配列は、

同じ種類の箱が

番号付きで並んでいるもの

です。


書き方

A[1] ← 10
A[2] ← 20

試験の超重要ルール

基本情報技術者試験の配列は「1番から」始まります。

A[1], A[2], A[3], ...

👉実務や他言語の知識は一旦忘れてください。


⑤ 配列 × 繰り返し(頻出パターン)

sum ← 0
for i ← 1 to 5
    sum ← sum + A[i]
end for

意味:

配列 A の 1〜5 番目の値を

順番に足していく


読み方のコツ

  • i の値を追う
  • A[i] がどの箱かを確認する
  • sum がどう変わるかを見る

初学者がやりがちなNGな読み方

❌ 一気に理解しようとする

❌ 頭の中だけで追う

❌ 図やメモを取らない


正しい読み方(合格者のやり方)

手順やること
変数の初期値を書く
1行ずつ処理する
値の変化をメモする

速さは不要です。正確さが最重要です。


初学者へのメッセージ

この試験は、

センスのある人

若い人

プログラミング経験者

が有利な試験ではありません。

落ち着いて、順番に、処理を追える人が合格します。


まとめ

  • 擬似言語は「読む試験」
  • 覚える文法は5つだけ
  • 配列は1番から
  • 1行ずつ追えば必ず理解できる

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