基本情報技術者試験は国家資格ですか?

結論から言うと、

基本情報技術者試験は「国家資格」です。

ただし、医師免許や弁護士資格のような

「免許がないと仕事ができない資格」とは

性質が少し異なります。

この記事では、

  • なぜ基本情報技術者が国家資格と呼ばれるのか
  • 医師免許との違いは何か
  • 文系・未経験者はどう捉えればよいのか

を、初学者目線で整理します。


国家資格とは何か

一般に「国家資格」と呼ばれるものは、

  • 国の法律に基づいて制度が作られている
  • 国が試験を実施、または実施主体を指定している
  • 合格や登録に国としての効力がある

といった特徴を持っています。

重要なのは、

「国が制度として保証しているかどうか」

という点です。


基本情報技術者試験はなぜ国家資格なのか

基本情報技術者試験は、

  • 「情報処理の促進に関する法律」に基づく国家試験
  • 国が定めた試験区分
  • 実施はIPA(情報処理推進機構)が担当

という位置づけになっています。

そのため、

基本情報技術者試験=国家試験

合格者=国家資格を持つ人

という整理になります。

民間資格ではありません。


医師免許との違いはどこにあるのか

ここで、よく出てくる疑問があります。

医師も国家資格

基本情報も国家資格

何が違うのか?

違いは、

資格の役割そのものにあります。


国家資格にはいくつかのタイプがある

国家資格は、大きく次のように分けられます。

業務独占資格

医師や弁護士、看護師などがこれに当たります。

これらは、

資格を持っていないと、その仕事をしてはいけない

という性質の資格です。


名称独占資格

技術士などが該当します。

仕事そのものは行えますが、

資格がないと、その名称を名乗れません。


能力証明型資格

基本情報技術者試験や応用情報技術者試験は、

このタイプに分類されます。

仕事をするための免許ではありませんが、

一定レベルの知識と理解力があることを

国が基準として示している

という意味を持ちます。


「国家資格」と聞いて身構えてしまう理由

基本情報技術者試験について調べていると、

  • 国家資格
  • アルゴリズム
  • 擬似言語

といった言葉が並びます。

これだけを見ると、

「自分には難しそう」と感じる方も多いかもしれません。

ですが、意味を一つずつ整理していくと、

必要以上に構えるものではないことが分かります。


国家資格という言葉の捉え方

基本情報技術者試験は、

医師免許のような「免許」ではありません。

一方で、

ITの基礎知識が一定水準に達していることを

国が保証する試験

と考えると、位置づけが分かりやすくなります。

「すごい人の資格」というより、

基礎が身についていることの証明

という性格の試験です。


アルゴリズムは何を学んでいるのか

アルゴリズムという言葉から、

  • 数学的
  • 難解
  • プログラマー向け

といった印象を持たれがちです。

ですが、実際にやっていることは、

問題を順序立てて整理するための考え方

を学んでいるだけです。

正解を暗記するものではなく、

「こう考えると処理が整理しやすい」

という型を身につけるためのものです。


擬似言語の役割

科目Bで登場する擬似言語も、

プログラムを書かせるためのものではありません。

処理の流れを、

  • 変数
  • 条件
  • 繰り返し

といった要素で

日本語に近い形で説明したもの

と考えると読みやすくなります。

実際の試験でも、

白紙からコードを書く

のではなく

書かれている処理を読んで判断する

ことが求められています。


科目Bで本当に見られていること

科目Bは、

  • 実装力
  • コーディング速度

を見る試験ではありません。

見られているのは、

  • 処理の流れを追えるか
  • 条件分岐を正しく理解できるか
  • 与えられた情報を整理できるか

といった 考え方の部分 です。

だからこそ、

  • 完璧に書けなくてもよい
  • 途中で迷ってもよい
  • 処理の流れを追えることが大切

になります。


実務との関係について

「実務では使わないのでは?」

と言われることもあります。

確かに、

試験の形そのまま使う場面は多くありません。

ですが、

  • 考え方を整理する力
  • 処理を分解する力

は、その後のC#やUnityの学習で

確実に効いてきます。

頭の使い方を整える、

いわば 基礎体力作り のような位置づけです。


まとめ

  • 基本情報技術者試験は 国家資格
  • ただし「免許」ではなく 能力証明型
  • ITの基礎力を国が基準として示している試験
  • 科目Bは「書く力」ではなく「考える力」を見る

最後に

基本情報技術者試験は、

向いている人だけが受かる試験

ではありません。

基礎をコツコツ積み上げた人が評価される試験

です。

言葉の印象に振り回されず、

一つずつ意味を整理して取り組めば、

ちゃんと手が届く試験です。


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