C# でわかりやすい Continue 文の解説

概要

C#で、continue文はループの中でその後の処理をスキップして次のループに進むという特徴を持つ文です。これは、特定の条件で処理をスキップしたい場合に便利です。以下は、実用的なサンプルと具体的な解説を提供します。

サンプルコード: 奇数だけを表示する

以下のコードは、for ループで 1 から10 までの数字を処理し、奇数だけを表示します。continue文を使って、偶数の場合はスキップしています。

using System;

class Program
{
    static void Main()
    {
        Console.WriteLine("1から10の中で奇数を表示します:");

        for (int i = 1; i <= 10; i++)
        {
            // 偶数の場合はスキップ
            if (i % 2 == 0)
            {
                continue; // 次のループへ
            }

            // 奇数の場合だけ出力
            Console.WriteLine(i);
        }

        Console.WriteLine("完了！");
    }
}

実行結果

上記のコードを実行すると、以下の結果が表示されます:

1から10の中で奇数を表示します:
1
3
5
7
9
完了！

解説

  1. for ループ:
    • i を 1 から10 までインクリメントします。
  2. 条件判断:
    • 個数が偶数 (i % 2 == 0)であるかどうかを確認します。
  3. continue 文:
    • 条件を満たした場合、ループの次の回の処理に転移します。このため、Console.WriteLine(i); は実行されません。
  4. 奇数の表示:
    • 偶数の場合はスキップされるので、奇数だけが表示されます。

実用シーンリオ

  • データ檢討
    • 不要なデータをスキップして有用なデータのみを処理する場面で便利です。
  • 検索アルゴリズム
    • 指定の条件を満たさないアイテムをスキップして検索を効率化することが可能です。

結論

continue文は、ループの中での例外的な処理を実現するのに有用な手段です。この文は、コードの要語化や清治性を高めるために有効です。

C#

Posted by hidepon