マウスクリックを検出するいろいろな方法

2023年5月25日

UnityのIPointerClickHandlerとInput.GetMouseButtonDownは、マウスクリックイベントを検出するための方法です。

それぞれの違い

IPointerClickHandlerは、UnityのUI要素（ボタン、テキスト、画像など）にアタッチされたスクリプトで使用されます。IPointerClickHandlerを実装すると、その要素がクリックされたときに呼び出されるメソッドを定義できます。具体的には、以下のメソッドを実装します。

public void OnPointerClick(PointerEventData eventData)
{
    // クリックされた時の処理
}

このメソッドは、ユーザーがUI要素をクリックしたときに呼び出されます。引数のPointerEventDataには、クリックに関する情報（クリックの位置、ボタンの種類など）が含まれています。このメソッドを使用することで、UI要素のクリックイベントを検出し、適切な処理を行うことができます。

一方、Input.GetMouseButtonDownは、Unityの任意のスクリプトで使用されるマウスクリックの検出方法です。このメソッドは、特定のマウスボタン（左クリック、右クリック、中央クリック）が押された瞬間を検出します。以下に示すように、ボタンの種類に対応する数値を引数として渡します。

if (Input.GetMouseButtonDown(0)) // 左クリック
{
    // 左クリックが押された時の処理
}

if (Input.GetMouseButtonDown(1)) // 右クリック
{
    // 右クリックが押された時の処理
}

if (Input.GetMouseButtonDown(2)) // 中央クリック
{
    // 中央クリックが押された時の処理
}

これらのコードは、任意のスクリプトのUpdateメソッド内などで使用されることが一般的です。マウスボタンが押された瞬間に条件が満たされると、指定した処理が実行されます。

IPointerClickHandlerとInput.GetMouseButtonDownは、異なるコンテキストで使用される方法ですが、どちらもマウスクリックイベントの検出に役立ちます。IPointerClickHandlerは主にUI要素に使用され、Input.GetMouseButtonDownは一般的なスクリプトで使用されます。適切な場面で使い分けることで、ゲームやアプリケーションのユーザーインタラクションを実装することができます。

参考