【C#】WindowsFormsでプロパティやコンポーネントの更新による画面複数回描画でのパフォーマンス低下を防ぐ

SuspendLayout() は、Microsoft .NET Framework および .NET Core プログラミング環境で使用されるメソッドの一つです。主に Windows フォームアプリケーションの開発時に使用されます。

このメソッドは、Windows フォーム内でのコントロールの配置やプロパティの設定など、UI の変更を一時的に中断するために使用されます。例えば、多くのコントロールを追加する必要がある場合や、複数のプロパティを変更する場合に、UI の再描画が複数回行われるのを防ぐために使用します。

通常、次のようなコードの形で使用されます:

using System;
using System.Windows.Forms;

namespace ExampleApp
{
    public partial class MainForm : Form
    {
        public MainForm()
        {
            InitializeComponent();
        }

        private void button1_Click(object sender, EventArgs e)
        {
            // UI の一時的な変更を中断する
            this.SuspendLayout();

            // コントロールの追加やプロパティの変更などを行う
            // ...

            // UI の変更を再開する
            this.ResumeLayout();
        }
    }
}

SuspendLayout() を呼び出すことで、UI の変更が中断され、ResumeLayout() を呼び出すことで変更の再開と再描画が行われます。これにより、UI の変更が一度にまとめて行われ、パフォーマンスが向上する場合があります。