MSTestのAssertクラスについて
Assert
クラスは、ユニットテスト中に様々な条件を検証するための多くのメソッドを提供しています。Assert.AreEqual
は最も一般的に使用されるメソッドの一つですが、他にも多くの便利な検証メソッドがあります。以下にその例をいくつか紹介します:
メソッドのサンプル
Assert.AreNotEqual
: 二つの値が等しくないことを検証します。Assert.IsTrue
: 条件がtrue
であることを検証します。Assert.IsFalse
: 条件がfalse
であることを検証します。Assert.IsNull
: オブジェクトがnull
であることを検証します。Assert.IsNotNull
: オブジェクトがnull
でないことを検証します。Assert.AreSame
: 二つのオブジェクト参照が同じオブジェクトを指していることを検証します。Assert.AreNotSame
: 二つのオブジェクト参照が異なるオブジェクトを指していることを検証します。Assert.ThrowsException
/Assert.ThrowsExceptionAsync
: 特定のタイプの例外が発生することを期待してメソッドを実行します。例外が発生しない場合、または期待されるタイプと異なる例外が発生した場合、テストは失敗します。Assert.DoesNotThrowException
/Assert.DoesNotThrowExceptionAsync
: メソッドが例外なしに正常に実行されることを検証します。Assert.Fail
: テストを明示的に失敗させます。特定の条件でテストが失敗することが期待される場合に使用します。Assert.Inconclusive
: テストが不確定であることを示します。テストが完全に実行されなかった場合や、テスト結果を決定するための十分な情報が得られなかった場合に使用することがあります。
これらのメソッドは、ユニットテスト中にさまざまな条件や期待値を検証するために使用され、テストの柔軟性と表現力を高めるのに役立ちます。適切な Assert
メソッドを使用することで、テストケースの意図をより明確にし、コードの信頼性を向上させることができます。
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