GitHub Projectsを活用したタスク管理ガイド

2026年9月21日

広告

GitHub Projects 学習ルート ④/5
この記事は【実習3】です。チームで役割分担し、担当者・優先度・見積もりを設定して運用します。先に②③を終えておくとスムーズです。
学習ルート全体を見る

GitHub Projects(2024年以降)を使用したタスク管理ガイド

■ 本ガイドでのリーダーとメンバーの役割

プロジェクトリーダー(管理者)の作業:プロジェクトの作成、カスタムフィールドの設定、初期タスクの登録、メンバーの招待

プロジェクトメンバーの作業:割り当てられたタスクの確認、ステータス更新、進捗情報の入力、コメント追加

1. GitHub Projects(新バージョン)の作成 【リーダーのみ】

手順:
GitHubにログイン:GitHub.comのアカウントにサインインします
プロジェクト作成場所に移動:リポジトリの `Projects` タブ、または組織ページの `Projects` タブをクリック
新規プロジェクトを作成:`+ New project` ボタンをクリック
作り方を選択:空のプロジェクトなら `Table`/`Roadmap`/`Board` から選びます。テンプレートから作る場合は、GitHub標準または組織のテンプレートを選びます(本ガイドでは `Table` を選びます)
プロジェクト名を入力:例「CoinCollector Development」
アクセス権限を設定:`Public` または `Private` を選択
`Create` をクリック

作成直後の状態:空のプロジェクトが作成され、`Table` を選んだ場合はテーブルビューが表示されます。

2. カスタムフィールドの設定 【リーダーのみ】

補足:プロジェクトの作成時に、GitHub標準や組織のテンプレートから始めることもできます。どの作り方でも、下記のカスタムフィールドで項目を追加・調整できます。

カスタムフィールドを追加する手順:
テーブルビューの一番右のヘッダーにある `+` をクリック
`New field` を選択し、フィールド名を入力
種類を選んで `Save` をクリック

フィールドの種類:
テキスト:自由入力可能なテキスト
単一選択:1つのオプションのみ選択
複数選択:複数のオプションを選択
日付:期限を設定
数値:見積もり時間など

推奨されるカスタムフィールド設定:
Status(標準フィールド・単一選択):既定の「Todo」「In Progress」「Done」を使います。レビューを分けたい場合は「Review」を選択肢に追加します
優先度(単一選択):「高」「中」「低」
担当者(Assignees・標準フィールド):チームメンバーを複数割り当て可能
期限(日付):タスク完了予定日
見積もり時間(数値):作業予想時間

組織で使う場合の補足:
組織には「Issueフィールド」があり、Priority・Effort・Start date・Target date の4つが最初から用意されています(2026年7月に一般提供)。優先度や見積もりを組織全体で揃えたいときは、プロジェクトのカスタムフィールドの代わりに使えます。設定は組織の Settings → Planning → Issue fields で、組織のオーナーが行います。

ビューの作成:
テーブルビュー:全タスクを表形式で確認
ボードビュー:ステータスごとにカード表示
ロードマップビュー:期限を軸にしたタイムライン表示

3. 初期タスクの追加 【リーダーのみ】

テーブルビューでタスク追加:
テーブル最下行で「Add item」をクリック
タスクのタイトルを入力
エンターキーを押すと、新しいIssueとして追加されます(リポジトリの選択が必要になる場合があります)。ドラフトとして追加したいときは Cmd/Ctrl+Enter を押します

タスク詳細の入力:
追加したタスクをクリックして詳細パネルを開く
ステータス、優先度、期限などを入力
説明を追加(オプション)

4. タスクへの担当者割り当て 【リーダーが実施】

担当者を割り当てる:
タスクをクリックして詳細パネルを開く
`Assignees` フィールドをクリック
割り当てたいメンバーを検索・選択

重要な注意:メンバーがプロジェクトに招待されていない場合、担当者として割り当てられません。先に「5. メンバーの招待と権限管理」を実施してください。

5. メンバーの招待と権限管理 【リーダーが実施】

メンバーを招待する:
プロジェクト右上の `…` メニューをクリック
`Settings` → `Manage access` に移動
`Invite collaborators` の欄で、招待したいユーザー(組織のプロジェクトではチームも可)を検索して選択
役割を選択:Read(閲覧のみ)、Write(閲覧と編集)、Admin(閲覧・編集と、共同作業者の追加)
`Invite` をクリック

招待後の注意:
プロジェクトへの招待と、リポジトリの権限は別です。アイテムを見るには、そのアイテムが属するリポジトリの権限も必要です。招待したのにカードが見えないときは、リポジトリの権限を確認してください

6. メンバーがタスクを確認・更新する方法 【メンバーの作業】

プロジェクトにアクセス:プロジェクトが属するユーザーまたは組織の「Projects」タブから開きます(リーダーからプロジェクトのURLを共有してもらう方法もあります)

自分に割り当てられたタスクを確認:
テーブルビューまたはボードビューで確認
フィルタリング:検索欄に `assignee:@me` と入力すると、自分のアイテムのみ表示

ステータスを更新:
ボードビュー:タスクカードをドラッグ&ドロップして別のステータスカラムに移動
テーブルビュー:「Status」フィールドをクリックして新しいステータスを選択

その他のフィールドを更新:
期限、優先度、見積もり時間を更新
詳細パネル下部の「Comment」でコメントを追加

7. 複数ビューを活用したタスク管理 【全員で実施】

テーブルビューの活用:全タスクを一覧で確認、多数のフィールドを同時に表示・編集、フィルタリング、ソート機能を使用

ボードビューの活用:ステータスごとにカードを表示、ドラッグ&ドロップでステータス変更、進捗の視覚化が容易

ロードマップビューの活用:期限を軸にしたタイムライン表示、納期を意識したプロジェクト管理、マイルストーン管理に有効

補足:自動化(Workflows)
プロジェクトを作ると、IssueやPull Requestがクローズされたとき、Pull Requestがマージされたときに、Statusを Done にするワークフローが最初から有効になっています。ほかのワークフロー(アイテムを追加したら Todo にする、など)は、プロジェクト右上のメニューから `Workflows` を開いて設定します。

8. まとめ

GitHub Projects(2024年以降)は、テンプレートシステムから脱却し、カスタムフィールドを使用した柔軟なプロジェクト管理を実現します。プロジェクトの特性に合わせてフィールドを設定することで、チーム固有のワークフローを実装できます。複数のビュー(テーブル、ボード、ロードマップ)を活用することで、チーム全体で効率的に進捗を管理できます。

参考資料
GitHub Projects ドキュメント(公式)
GitHub Projects Quickstart

← 前:GitHub Projects Boardレイアウト入門:最小構成のカンバンを作る 次:GitHub Projects の概要と主な機能 →

訪問数 216 回, 今日の訪問数 1回

広告

進捗管理

Posted by hidepon