GitHub Desktop と Visual Studio で始める段階的更新ガイド

2026年8月21日

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はじめに

Gitは、作業の途中経過を写真のように記録しておく道具です。うまくいったところで記録しておけば、あとから「どこを変えたか」「いつ動いていたか」を確認できます。この1回分の記録をコミットと呼び、ゲームのセーブ地点のような保存ポイントとして使います。

Gitは、ソースコードやファイルの変更履歴を記録するバージョン管理システムです。最初は専門用語が多く見えますが、GitHub Desktopを使えば、コマンドを入力せず、画面を見ながら基本操作を学べます。本ガイドでは「ローカルで新しいソリューションを作成したところ」から始めて、小さなコミットを重ねながら段階的に更新する手順を説明します。

最初に知っておきたいGit用語

  • リポジトリ:プロジェクトのファイルと、その変更履歴をまとめて保管する場所です。
  • コミット:その時点の変更を記録する保存ポイントです。何を変更したか分かる短いメッセージを付けます。
  • .git:Gitの履歴や設定が保存される隠しフォルダです。通常は自分で中身を編集しません。
  • .gitignore:Gitで記録しないファイルやフォルダを指定する設定ファイルです。Visual Studioが自動生成する一時ファイルなどを除外できます。
  • ブランチ:現在の作業から枝分かれさせて、安全に別の変更を試すための作業ルートです。
  • main:基本となるブランチの名前です。通常は、完成に近い最新の状態を置きます。
  • HEAD:今、自分が見ているコミットや作業位置を表す目印です。
  • チェックアウト:表示・作業するブランチやコミットを切り替える操作です。
作業をコミットでPC内に保存し、Push originでGitHubへ送る流れ
コミットはPC内の保存ポイント、Push originはその記録をGitHubへ送る操作です。

1. Visual Studio で新規ソリューションを作成

  1. Visual Studio を起動し、[新しいプロジェクトの作成] をクリック
  2. 「コンソール アプリ (.NET)」などのテンプレートを選んで [次へ]
  3. プロジェクト名(例: ObjectReturnPattern)と保存先フォルダを指定
  4. 「ソリューションを同一フォルダーに配置」にチェックせずし、[作成] をクリック

ポイント: まだ Git 管理は有効になっていません。ソリューションの雛形だけが作られた状態です。


2. ソリューションを Git リポジトリ化(GitHub Desktop GUI)

  1. ソリューションが保存されているフォルダをエクスプローラーから開いておく
    (例:CSharpProjectフォルダ:例えば、CSharpProjectsフォルダにソリューションをまとめているケース)
  2. GitHub Desktop を起動
  3. エクスプローラーから、該当のソリューションフォルダ(例: ObjectReturnPattern)をGitHub Desktopにドラッグ&ドロップ
  4. 次のようなウィンドウが開くのでAdd repositoryを選択
  1. 続いて、次のようなウィンドウが開くので、Create a repositoryを選択
  1. 続いて登録ウィンドウが表示されますので以下を設定:
    • Name: そのまま
    • Local path: そのまま
    • Initialize this repository with a README: チェックしない
    • .gitignore: ドロップダウンから Visual Studio を選択
  2. [Create repository] をクリック
  3. 左側パネルの History タブを開き、"Initial commit:" が追加されていることを確認

ポイント: GUI 操作だけで .git フォルダの作成から初回コミットまで自動で完了します。.gitは履歴を保存する場所、.gitignoreは記録しないファイルを指定する設定です。


3. 変更をコミットする

  1. Visual Studio でコードを修正・追加
  2. GitHub Desktop に切り替えると、Changes タブに修正したファイルが一覧表示
  3. コミットメッセージ欄に「何を変更したか」を短く記入(例: BankAccount classの実装)
  4. [Commit to main] ボタンをクリックしてコミット完了

ポイント: 小さな変更ごとにコミットすると、後で履歴を追いやすくなります。

GitHubにも保存する:Publish repository と Push origin

ここまでのコミットは、まず自分のパソコン内に保存されています。GitHubにもリポジトリを置きたい場合は、GitHub Desktop上部のPublish repositoryをクリックします。これは、ローカルのリポジトリを初めてGitHubへ公開・登録する操作です。

その後、新しいコミットをGitHubへ送るときはPush originをクリックします。「コミットでパソコン内に保存し、PushでGitHubへ送る」と覚えると分かりやすいです。非公開にしたい場合は、Publish時の公開範囲(Private repositoryの設定)も確認しましょう。


4. 特定のコミットを確認・チェックアウトする

  1. GitHub Desktop の左側パネルで対象のリポジトリが選択されていることを確認
  2. 中央上部のタブから History を選択
  3. コミット一覧(左側リスト)から確認したいコミットをクリック
  4. 右側パネルにそのコミット時点のファイル変更内容が表示される
  5. そのコミットの状態に切り替えたい場合は、該当コミットを右クリックし、Create Branch from commitを選択
    • 新しいブランチ名を入力して [Create branch]

元の最新状態に戻す方法

  1. 画面左上のブランチ選択ドロップダウンをクリック
  2. main(またはデフォルトブランチ名)を選択
  3. 自動でリポジトリの最新コミット(HEAD)に切り替わることを確認
  4. 中央パネルの History タブで最新コミットが選ばれているかチェック

ポイント: 過去のコミットを試した後は、必ず main ブランチに戻して作業を続けましょう。


5. 段階的(インクリメンタル)更新のコツ

  • 小さな単位でコミット
    1 つの機能や修正が完了するごとに履歴を残す。
  • コミットメッセージを明確に
    何を・なぜ変更したかを第三者にも分かるように記述。
  • GUI で可視化
    GitHub Desktop の History や Changes タブで操作状況を把握。

6. まとめ

ローカルでソリューションを作成した後、GitHub Desktop でリポジトリ化し、コミット、さらに特定コミットの確認・チェックアウトまでの基本操作を学びました。このフローを繰り返すことで、安心して段階的に更新を行うスキルが身につきます。ぜひ操作しながら慣れてみてください!

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