【開発効率を2倍にする】Visual Studio 便利機能入門②
リファクタリング編
前回は「ショートカット基礎」でした。
今回は一段上。
コードを“書き直さずに”きれいにする技術
それが リファクタリング です。
リファクタリングとは何か?
リファクタリングとは、
プログラムの動作を変えずに、内部構造を改善すること
です。
つまり、
- 見やすくする
- 保守しやすくする
- バグを減らす
- チームで扱いやすくする
ということ。
プロの現場では、
「書く」よりも「直す」時間の方が長い
と言われています。
今日覚える3つの機能
① F2(名前の一括変更)
変数名を変えたいとき。
手で全部直していませんか?
それは危険です。
例
int a = 10;
Console.WriteLine(a);
a を score に変えたい場合。
a にカーソルを置き、
F2
→ score と入力 → Enter
すべて一括で安全に変更されます。
なぜ重要?
- 変更漏れがなくなる
- バグを生まない
- 意味のある名前に後から変えられる
名前は「あとから改善できる」のです。
② メソッド抽出(Ctrl + .)
長いコードを書いていると、
Console.WriteLine("攻撃!");
enemyHp -= damage;
Console.WriteLine("残りHP: " + enemyHp);
このような塊が出てきます。
これを
- 範囲選択
- Ctrl + .
→ 「メソッドの抽出」
で、独立したメソッドに変換できます。
Attack(enemyHp, damage);
中身は自動生成されます。
なぜ重要?
- 可読性向上
- 再利用可能
- テストしやすくなる
③ 不要なusingの整理
ファイルの上にある using。
実は使っていないものも多いです。
Visual Studio は自動で整理できます。
方法
- Ctrl + . で整理または
- コード整理(整形と同時に実行可能)
なぜ重要?
- 無駄な依存を減らす
- コードが軽くなる
- プロジェクトがきれいになる
実践演習
次のコードを改善してください。
int x = 100;
int y = 20;
int z = x - y;
Console.WriteLine(z);
改善ポイント:
- x, y, z の名前変更
- 計算部分をメソッド化
- 整形を実行
リファクタリングの本質
初心者は
「動けばOK」
と思いがちです。
しかしプロは違います。
未来の自分が読めるコードを書く
これが重要です。
3日後、1ヶ月後、半年後。
読めなければ意味がありません。
現場の視点
面接でコードを見せたとき、
- 変数名が a, b, c
- 1メソッド200行
- usingがぐちゃぐちゃ
これでは評価は下がります。
しかし、
- 意味のある命名
- 小さなメソッド
- 整理されたコード
これだけで印象は大きく変わります。
まとめ
リファクタリングは
- 書き直しではない
- 設計の改善である
- プロの習慣である
Visual Studio を使えば、
「きれいにする」は簡単にできます。
あとは習慣にするだけです。


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