電卓と生成AI 〜便利な道具と理解の関係〜
最近は生成AIを使うことで、プログラムを書いてもらうことができます。 とても便利で、実際に多くの開発現場でも活用が始まっています。
ただ、この便利な道具について、少し別の例で考えてみたいと思います。

電卓の例で考える
例えば、小学1年生の子どもがいるとします。
その子はまだ学校で足し算を習っていません。
しかし、今の子どもはスマートフォンを触ることができるので、 電卓アプリの使い方はすぐ覚えることができます。
例えば次の計算です。
23 + 48
電卓を使えば、すぐ答えが出ます。
しかし、その子はその答えが正しいかどうか判断できません。
なぜなら、まだ足し算の考え方を習っていないからです。
私たちは電卓をどう使っているか
私たちは普段、電卓を使います。
でもそれは
足し算を知っているから使える
のです。
もし電卓が
23 + 48 = 81
と表示したら、多くの人は
「それはおかしい」
と気づきます。
なぜなら、頭の中に計算の知識があるからです。
生成AIも似ている
生成AIは
- プログラムを書いてくれる
- エラーの原因を説明してくれる
- 新しいコードを提案してくれる
とても便利なツールです。
しかし、生成AIが出してきたコードが
- 本当に正しいのか
- バグがないのか
- 本当にやりたい処理になっているのか
これを判断するのは人間です。
もし理解していない状態でコードを使うと、
「動いているように見えるけれど、実は違う処理をしている」
ということに気づけない可能性があります。
AIを使うこと自体は問題ではない
ここで大事なことがあります。
それは
AIを使うこと自体は悪いことではない
ということです。
むしろ、これからの時代は
AIを使うことが当たり前になるでしょう。
問題になるのは
理解せずに使うことです。
AIを使う人ではなく、AIを使いこなす人
プログラミングを学ぶ目的は、
AIを使わないことではありません。
目指すべきなのは
AIを使う人ではなく、AIを使いこなす人
になることです。
そのためには
- 基礎を理解する
- コードの意味を考える
- 自分で判断できるようになる
という力が大切になります。
基礎は遠回りに見えて近道
基礎を学ぶことは、遠回りに感じるかもしれません。
しかし実際には
基礎を理解している人ほど、AIを強力に使えます。
なぜなら
- AIの出したコードを評価できる
- 必要な修正ができる
- 自分の目的に合わせて指示が出せる
からです。
便利な道具を正しく使う
電卓はとても便利な道具です。
しかし
- 計算を知らない人が使う電卓
- 計算を理解している人が使う電卓
では、意味が大きく違います。
生成AIも同じです。
便利な道具だからこそ、
理解した上で使うこと
これがとても大切になります。






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