【Winform】メモアプリのチュートリアル

サマリー:
このチュートリアルでは、初学者向けにC#とWinFormを使ったシンプルなメモアプリを作成します。このアプリを通じて、基本的なUI操作、イベント処理、ファイルの読み書き、データの保存・読み込みなどの技術を学べます。プレイヤーは入力したメモを保存したり、後で開いたりすることができます。これにより、ファイル操作の基本的なスキルが身に付きます。

1. プロジェクトのセットアップ

  1. Visual Studio を開き、新しい「Windows フォームアプリケーション (.NET Framework)」プロジェクトを作成します。
  2. プロジェクト名を「MemoApp」にします。
  3. Form1の名前をMemoFormに変更し、Textプロパティも「メモアプリ」に設定します。

2. 基本的なUIの配置

  1. TextBox コントロールをフォームに追加し、プロパティを次のように設定します:
    • Name: memoTextBox
    • Multiline: True
    • Dock: Fill
    • Font: 12pt
  2. Button コントロールを2つ追加し、それぞれ次のように設定します:
    • Name: saveButton, Text: “保存"
    • Name: loadButton, Text: “開く"
    • それぞれのDock: Bottom

3. ファイル操作の実装

以下のコードを使って、メモアプリの基本的なファイル操作を実装します。

using System;
using System.IO;
using System.Windows.Forms;

namespace MemoApp
{
    public partial class MemoForm : Form
    {
        public MemoForm()
        {
            InitializeComponent();
            InitializeMemoApp();
        }

        private void InitializeMemoApp()
        {
            saveButton.Click += SaveButton_Click;
            loadButton.Click += LoadButton_Click;
        }

        private void SaveButton_Click(object sender, EventArgs e)
        {
            SaveFileDialog saveDialog = new SaveFileDialog
            {
                Filter = "Text Files (*.txt)|*.txt|All Files (*.*)|*.*",
                DefaultExt = "txt",
                AddExtension = true
            };

            if (saveDialog.ShowDialog() == DialogResult.OK)
            {
                File.WriteAllText(saveDialog.FileName, memoTextBox.Text);
                MessageBox.Show("メモが保存されました。", "保存完了", MessageBoxButtons.OK, MessageBoxIcon.Information);
            }
        }

        private void LoadButton_Click(object sender, EventArgs e)
        {
            OpenFileDialog openDialog = new OpenFileDialog
            {
                Filter = "Text Files (*.txt)|*.txt|All Files (*.*)|*.*"
            };

            if (openDialog.ShowDialog() == DialogResult.OK)
            {
                memoTextBox.Text = File.ReadAllText(openDialog.FileName);
                MessageBox.Show("メモが読み込まれました。", "読み込み完了", MessageBoxButtons.OK, MessageBoxIcon.Information);
            }
        }
    }
}

4. メモの保存と読み込み

  • 「保存」ボタンをクリックすると、現在のメモの内容がテキストファイルとして保存されます。
  • 「開く」ボタンをクリックすると、保存されたメモをテキストボックスに読み込みます。

5. ファイルダイアログの使用

このチュートリアルでは、SaveFileDialogOpenFileDialogを使って、ファイルを選択し、保存や読み込みを行う方法を学びます。これにより、基本的なファイル操作の理解が深まります。

まとめ

このチュートリアルでは、初学者がC#とWinFormを使ってシンプルなメモアプリを作成することで、UI操作、イベント処理、ファイル操作などの基本的なプログラミング技術を学べます。実用的なアプリケーションを作成することで、学習のモチベーションも高まり、達成感を得られるでしょう。

他にも追加や修正が必要な部分があれば、お知らせください。

C#

Posted by hidepon