【Unity】Unityでプロトタイプデザインパターンを当てはめてみる
Unityにおけるプロトタイプパターンは、ゲーム開発やアプリ開発においてオブジェクトの複製を効率的に行うためのデザインパターンです。プロトタイプパターンを使用することで、新しいオブジェクトを既存のオブジェクトから複製することができます。
サンプル
Unityにおいて、プロトタイプパターンを実装するためには、以下の手順を実行します
クラスを作成し、ICloneable インターフェースを実装します。このインターフェースには、Clone メソッドが含まれています。
public class PrototypeClass : ICloneable
{
public int intValue;
public string stringValue;
public object Clone()
{
return MemberwiseClone();
}
}
プロトタイプオブジェクトを作成します。
public class PrototypeObject : MonoBehaviour
{
public PrototypeClass prototype;
private PrototypeClass clonedObject;
private void Start()
{
clonedObject = (PrototypeClass)prototype.Clone();
}
}
上記の例では、PrototypeClass はプロトタイプオブジェクトを表し、ICloneable インターフェースを実装しています。Clone メソッドは MemberwiseClone を呼び出すことで、オブジェクトを浅いコピー(shallow copy)します。
PrototypeObject クラスでは、prototype 変数にプロトタイプオブジェクトを設定し、Start メソッド内で Clone メソッドを呼び出して複製を作成しています。
このようにすることで、プロトタイプオブジェクトを元に新しいオブジェクトを作成することができます。新しいオブジェクトはプロトタイプオブジェクトと同じデータを持ちますが、独立したインスタンスとして扱うことができます。
プロトタイプパターンは、インスタンス化に時間やリソースがかかるオブジェクトを効率的に複製する場合や、動的なオブジェクト生成が必要な場合に役立ちます。また、Unityのシーン内で大量のオブジェクトを生成する場合でも、メモリ使用量を削減することができます






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