C#の簡単なアプリをGitで管理しよう!初心者向けコミット・Push実践チュートリアル

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Gitの用語を覚えたら、次は実際のC#プログラムを少しずつ変更しながら、コミットを作ってみましょう。

今回は、名前と今日学んだ内容を入力する学習記録プログラムを作ります。

難しい文法は使いません。「プロジェクトを作る」「名前入力を追加する」「学習内容を追加する」という3つの段階に分け、それぞれをGitへ記録します。

Gitの言葉がまだ難しく感じる方は、先に「Gitとは?コミット・Push・リポジトリを初心者向けにやさしく解説」を確認しておくと、今回の操作が分かりやすくなります。

Visual StudioとGitHub Desktopの基本的なつなぎ方は、「GitHub Desktop と Visual Studio で始める段階的更新ガイド」でも解説しています。

今回作る学習記録プログラム

完成すると、コンソールで次のように入力できます。

学習記録プログラム
名前を入力してください: たろう
今日学んだ内容を入力してください: C#の基礎

たろうさんは今日「C#の基礎」を学びました!

完成コードを一度に書くのではなく、小さな変更ごとにコミットします。

C#の学習記録プログラムを3回の小さな変更とコミットで完成させる流れ
1つの目的ごとに1つのコミットを作ります

事前に用意するもの

  • Visual Studio
  • GitHub Desktop
  • GitHubアカウント(GitHubへPushする場合)

最初は自分のパソコン内でコミットするだけでも構いません。GitHubへの公開やPushは、最後に行います。

Visual Studioでプロジェクトを作る

  1. Visual Studioを起動し、「新しいプロジェクトの作成」をクリックする
  2. 「コンソール アプリ (.NET)」を選び、「次へ」をクリックする
  3. プロジェクト名をStudyLogTutorialにする
  4. 保存先フォルダーを指定する
  5. 「ソリューションとプロジェクトを同じディレクトリに配置する」にはチェックを入れず、「作成」をクリックする

作成直後のProgram.csには、次のようなコードがあります。

Console.WriteLine("Hello, World!");

まずは実行し、コンソールにHello, World!と表示されることを確認します。

GitHub Desktopでリポジトリを作る

GitHub Desktopを起動し、作成したソリューションのフォルダーをGitで管理できるようにします。

  1. ソリューションが保存されているフォルダーを、エクスプローラーで開く
  2. GitHub Desktopを起動する
  3. ソリューションフォルダーのStudyLogTutorialを、GitHub Desktopへドラッグ&ドロップする
  4. 表示された画面で「Add repository」を選ぶ
GitHub DesktopのAdd local repository画面でAdd repositoryボタンを選ぶ
ソリューションフォルダーを指定し、Add repositoryを選びます

「Add repository」を選ぶと、このフォルダーはまだGitリポジトリではないという案内が表示されます。

GitHub DesktopでGitリポジトリではないフォルダーからcreate a repositoryを選ぶ画面
Gitリポジトリではない場合は、create a repositoryを選びます

画面内の「create a repository」を選びます。

リポジトリの登録画面では、次のように設定します。

  • Name:そのまま
  • Local path:そのまま
  • Initialize this repository with a README:チェックしない
  • .gitignore:ドロップダウンから「Visual Studio」を選ぶ

設定できたら、「Create repository」をクリックします。

Commit 1:Initial commitを確認する

「Create repository」をクリックすると、.gitフォルダーと.gitignoreが作成され、最初のコミットも自動で作成されます。

GitHub Desktopの「History」タブを開き、Initial commitが追加されていることを確認します。

これが、プロジェクト作成直後の1つ目のセーブ地点です。この段階では、自分で「Commit to main」を押す必要はありません。

名前を入力する処理を追加する

Visual Studioへ戻り、Program.csを次のように変更します。

Console.WriteLine("学習記録プログラム");

Console.Write("名前を入力してください: ");
string? name = Console.ReadLine();

Console.WriteLine($"{name}さん、こんにちは!");

Console.ReadLine()で、利用者が入力した文字を受け取ります。

string??は、文字が入力されなかった可能性もあることを表します。今回は入力の流れに注目するため、そのまま表示します。

実行して名前を入力する

プログラムを実行し、名前を入力してEnterキーを押します。

学習記録プログラム
名前を入力してください: たろう
たろうさん、こんにちは!

入力した名前が表示されたら、2つ目のコミットを作る準備ができました。

Commit 2:名前入力を記録する

GitHub Desktopへ戻ると、Program.csの変更が表示されます。

  1. 変更内容を確認する
  2. Summaryに「名前を入力して表示」と入力する
  3. 「Commit to main」をクリックする

「コードを変更したから」ではなく、名前を入力して表示できるようにしたからコミットしています。

学習内容を入力する処理を追加する

最後に、今日学んだ内容を入力できるようにします。

Console.WriteLine("学習記録プログラム");

Console.Write("名前を入力してください: ");
string? name = Console.ReadLine();

Console.Write("今日学んだ内容を入力してください: ");
string? topic = Console.ReadLine();

Console.WriteLine();
Console.WriteLine($"{name}さんは今日「{topic}」を学びました!");

nameには名前、topicには学んだ内容が入ります。

実行して、2つの入力内容が最後の文章に表示されることを確認してください。

Commit 3:学習内容の追加を記録する

完成したら、3つ目のコミットを作ります。

  1. GitHub Desktopで変更内容を確認する
  2. Summaryに「学習内容を入力して表示」と入力する
  3. 「Commit to main」をクリックする

これで、3つの状態がGitの履歴へ記録されました。

Historyで3つのコミットを確認する

GitHub Desktopの「History」を開くと、次の3つのコミットが並びます。

  1. Initial commit
  2. 名前を入力して表示
  3. 学習内容を入力して表示

コミットを選ぶと、そのときにどこを変更したか確認できます。

1回のコミットに1つの目的だけを入れたため、履歴を読んだときにも変更内容が分かりやすくなっています。

過去のコミットからブランチを作る

元記事の手順に合わせて、過去のコミットを安全に確認する方法も試してみましょう。

  1. GitHub Desktopで対象のリポジトリが選ばれていることを確認する
  2. 「History」タブを開く
  3. 確認したいコミットをクリックする
  4. 右側に、そのコミットで変更した内容が表示されることを確認する
  5. その時点の状態へ切り替えたい場合は、コミットを右クリックする
  6. 「Create Branch from Commit」を選ぶ
  7. 新しいブランチ名を入力し、「Create branch」をクリックする

確認が終わったら、画面上部のブランチ選択からmainを選び、最新の状態へ戻ります。

ポイント:過去のコミットを試した後は、必ずmainへ戻ってから作業を続けましょう。

GitHubへPublish・Pushする

ここまでの3つのコミットは、まず自分のパソコン内に保存されています。

リポジトリを初めてGitHubへ登録する場合は、GitHub Desktop上部の「Publish repository」をクリックします。

公開したくない練習用プロジェクトでは、Publish時にPrivate repositoryの設定を確認してください。

GitHubへ登録した後、新しいコミットを送るときは「Push origin」をクリックします。

  • Commit:パソコン内に変更を記録する
  • Publish repository:リポジトリを初めてGitHubへ登録する
  • Push origin:新しいコミットをGitHubへ送る

初心者がつまずきやすい点

  • コードを保存してからGitHub Desktopを確認する
  • 実行して正しく動くことを確認してからコミットする
  • 複数の目的を1つのコミットへ詰め込まない
  • コミットしただけではGitHubへ送られていない
  • パスワードやAPIキーなどの秘密情報をコミットしない

変更がGitHub Desktopに表示されない場合は、別のフォルダーや別のリポジトリを開いていないか確認しましょう。

自分で改造してみよう

3つのコミットを作れたら、さらに1つだけ機能を追加してみてください。

  • 今日の日付を表示する
  • 学習した時間を入力する
  • 最後に「お疲れさまでした」と表示する
  • もう一度入力できるようにする

追加する機能を1つ選び、動作確認してから新しいコミットを作ります。

今回のまとめ

  • シンプルなC#プログラムでも、変更を段階に分けて記録できる
  • 動作確認できた小さな区切りでコミットする
  • コミットメッセージには、何をできるようにしたかを書く
  • Historyで、各コミットの変更内容を確認できる
  • 初回はPublish repository、その後はPush originでGitHubへ送る

1つの目的ごとにコードを変更し、動作確認して、コミットする。

この繰り返しが、Gitを使った安全で分かりやすい開発の基本です。

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