オブジェクト指向が苦手な人の特徴と、乗り越え方

オブジェクト指向の授業に入ると、よくこういう声を聞きます。

  • なんだか急に難しくなった
  • クラスは分かるけど、しっくりこない
  • 変数やループのときのほうが楽だった

まず最初に伝えたいことがあります。

それは、とても普通の反応です。


なぜ難しく感じるのか?

オブジェクト指向は、

「目に見える処理」から

「目に見えない構造」に話が移るからです。

これまで学んできたのは、

  • 変数
  • 条件分岐
  • 繰り返し

どれも動きがはっきりしています。

しかし、クラスは「構造」の話です。

構造は目に見えません。

だから急に抽象的になります。


苦手に感じる人の特徴(悪い意味ではありません)

① 正解を探そうとしすぎる人

「クラスはこう書くのが正しい」

「この設計がベスト」

と思い込むと苦しくなります。

実は設計には“唯一の正解”はありません。


② すぐ完璧に理解しようとする人

オブジェクト指向は、

一度で完全理解できるものではありません。

少しずつ慣れていくものです。


③ 具体例なしで考えようとする人

抽象概念は、具体例とセットで理解します。

Playerクラスのように、

実際に動かしてみることが大切です。


乗り越え方①

「整理しているだけ」と思う

オブジェクト指向は、

難しい理論ではなく、

データと処理をまとめて整理しているだけ

です。

それ以上でも、それ以下でもありません。


乗り越え方②

小さく作る

いきなり大きな設計を考えないこと。

まずは:

  • 名前とHPを持つPlayer
  • ダメージを受けるメソッド

これだけで十分です。

小さく成功体験を積むと、

自然に理解が深まります。


乗り越え方③

不便さを感じる

例えば、

  • 同じコードを何回も書いている
  • どこを修正すればいいか分からない

こういう瞬間が来たら、

まとめられないかな?

と考える。

その瞬間が成長です。


向いていないわけではない

「分からない」という感覚は、

脳が新しい考え方に慣れようとしている証拠です。

むしろ、何も疑問を持たずに進むほうが危険です。


AI時代だからこそ

今はAIがコードを書いてくれます。

しかし、

  • 設計の良し悪し
  • 責任の分け方
  • 構造の整理

これを判断するのは人間です。

オブジェクト指向は、

AIを使いこなすための基礎体力です。


最後に

理解は段階的に進みます。

① なんとなく分かる

② 使える

③ 必要性が分かる

④ 自然に分けられる

今は①か②で十分です。

焦らなくて大丈夫です。

訪問数 2 回, 今日の訪問数 2回