就活に向けたGitHubポートフォリオ整備ガイド
就職活動が近づいてきたとき、「GitHubを整えよう」と思っても何をどう直せばいいかわからない人は多いです。
このガイドでは、採用担当者が実際にGitHubを見るときの視点から、就活に向けてやるべきこと・避けるべきことを具体的にまとめました。
⚠️ このガイドは「就職活動用のポートフォリオ整備」に特化しています。授業内発表会の準備はUnity個人制作①発表会ガイドを参照してください。
採用担当者はGitHubの何を見ているか
採用担当者が最初に確認するのはREADMEです。コードを全部読む時間はないため、READMEの完成度が第一印象を大きく左右します。
続いて確認するのがcommitの履歴です。「継続して開発しているか」「commitメッセージから何をしたか読めるか」が評価対象です。
最終的に確認されるのがコードの中身です。ただしここまで読んでもらうためには、READMEとcommit履歴で「読む価値がある」と思わせる必要があります。
READMEに書くべきこと
就活用READMEで優先度が高い項目は次の通りです。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| プロジェクト概要 | 何を作ったか・なぜ作ったか |
| 使用技術 | 言語・エンジン・ライブラリ・ツール |
| 動作確認環境 | OS、Unityバージョンなど |
| 起動・プレイ方法 | ビルド版の場所、操作方法 |
| 工夫したポイント | 技術的に挑戦した部分(「なぜ・どんな効果」まで) |
| 苦労した点と解決策 | エラー1つとその解決プロセス |
| 今後の改善点 | 成長意欲を示す |
工夫したポイントの書き方
技術名を並べるだけでは評価されません。
| ❌ 悪い例 | ✅ 良い例 |
|---|---|
| ScriptableObjectを使いました | データをScriptableObjectで管理することで、コードを変更せずにゲームバランスを調整できるようにしました |
| DOTweenを使いました | DOTweenでアイテム取得時の拡大アニメーションを追加し、プレイヤーへのフィードバックを強化しました |
「何を・なぜ・どんな効果」の3点で書くことを意識してください。
commitの考え方
現場とズレやすいポイント
「1〜2時間ごとにcommitする」という時間ベースのルールは学習中の目安です。採用担当者や現場エンジニアが重視するのはcommitの内容と質です。
就活で評価されるcommitの例:
feat: プレイヤーの移動処理を実装(Rigidbody使用)
fix: NullReferenceException を修正(PlayerController の null チェック追加)
refactor: EnemyController をコンポーネント分割
docs: README に操作方法を追記
避けるべきcommitの例:
修正 / あ / 完成版 / いろいろ / test / 作業中
大切なのはこの2点
- 作業した日はcommitする — 毎日でなくてもよいが、作業した日は必ず残す
- 1commitに1つの意味 — 機能追加とバグ修正を同じcommitにまとめない
ブランチについて
個人制作ではmainブランチへの直接commitで構いません。ただし、新しい機能を追加するときはbranchを切る習慣をつけておくと、実務感が伝わります。
GitHub Desktop でのブランチ操作手順
- 画面上部の Current Branch をクリック → New Branch
- ブランチ名を入力(例:
feature/enemy-ai)して作成 - そのブランチで開発・commitを続ける
- 完成したら Current Branch →
mainに切り替え - メニュー Branch → Merge into Current Branch → 作ったブランチを選択
commitの接頭辞(feat:
fix:
docs:)と合わせて使えると、採用担当者に「チーム開発を意識している」印象を与えます。
AIツール活用の示し方
ChatGPT・Claude・CopilotなどでAIを使って開発した場合、それを隠す必要はありません。むしろ使いこなした過程を示すことがアピールになります。
READMEや発表の中に次のような一文を入れられると評価されます。
「敵AIの移動ロジックはClaude Codeを使って生成し、実際に動作確認して不要な処理を削除・整理しました」
「AIを使った」だけでなく、「出力を理解して判断した」という部分を見せることがポイントです。
就活用GitHubで避けること
| 避けること | 理由 |
|---|---|
| commitが最終日だけに集中している | 継続的に開発していないと判断される |
| READMEが空・最小限 | 第一印象で読む気を失わせる |
| commitメッセージが「修正」「変更」のみ | 何をしたか伝わらない |
| アセットに依存しているのに自分で実装したように書く | 後で説明できず信頼を失う |
就活前チェックリスト
README
- 概要(何を・なぜ作ったか)が1〜2文で書いてある
- 使用技術が列挙されている
- 工夫したポイントが「なぜ・どんな効果」まで書かれている
- 苦労した点と解決策が書かれている
- 起動方法・操作方法が書かれている
Git
- 制作期間中、複数の日付にわたってcommitがある
- commitメッセージが内容を表している(
feat:fix:など) - commitが最終日だけに集中していない
全体
- リポジトリがpublicになっている
- ビルド済みexeがReleasesに登録されている(Unityの場合)
- 説明なしに他者が見て内容が伝わるか確認した
まとめ
就活でGitHubが見られるのは「コードが書けるか」を確認するためだけではありません。
「整理して伝える力があるか」「継続して取り組めるか」「自分の判断で動けるか」
これらを採用担当者はGitHubを通じて読もうとしています。完成度より、作ったプロセスが見えるGitHubを目指してください。




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