WinForms体験講座 第0回
- 1. 今日の目標
- 2. なぜ入力練習をするのか
- 3. 新しいプロジェクトを作る
- 4. プロジェクト名を決める
- 5. 追加情報の画面
- 6. コードを書く画面を確認する
- 7. 今回練習する1行
- 8. 入力を分けて考える
- 9. 手順1:Console と入力する
- 10. 手順2:ドット . を入力する
- 11. 手順3:WriteLine を選ぶ
- 12. 手順4:左かっこ ( を入力する
- 13. 手順5:ダブルクォーテーション “ を入力する
- 14. 手順6:セミコロン ; を付ける
- 15. 完成形
- 16. 実行して確認する
- 17. 練習1:同じ形で3回入力する
- 18. 練習2:表示する文字だけ変える
- 19. 練習3:自分の名前を表示する
- 20. 練習4:コピーして文字だけ書き換える
- 21. よくある入力ミス
- 22. ミス1:セミコロンを忘れる
- 23. ミス2:ダブルクォーテーションを片方だけ忘れる
- 24. ミス3:ダブルクォーテーションを多く入れてしまう
- 25. ミス4:丸かっこを忘れる
- 26. ミス5:右かっこを多く入れてしまう
- 27. ミス6:ドットを忘れる
- 28. ミス7:大文字と小文字が違う
- 29. 今日の大事な考え方
- 30. 今日のゴール
- 31. 今日できるようになったこと
- 32. 次回予告
C#の入力に慣れよう
インテリセンスを使って、キーボードの苦手意識を減らそう
今日の目標
今日は、難しいプログラムを作ることが目的ではありません。
今日の目標は、次の1つです。
Visual Studioの候補機能を使いながら、C#の入力に慣れること
Visual Studioには、入力を助けてくれる機能があります。
それを インテリセンス といいます。
プログラミングでは、最初からすべてを暗記して、正確に手入力する必要はありません。
途中まで入力し、候補を見ながら選んでいくことも、立派なプログラミングの作業です。
今日は、次の1行を何度も入力して、少しずつ慣れていきます。
Console.WriteLine("こんにちは");
なぜ入力練習をするのか
プログラミング初心者のうちは、次のような不安が出やすいです。
- 英語の入力が苦手
- 大文字と小文字が不安
- 記号の場所がわからない
- エラーが出ると怖い
- どこまで打てばいいかわからない
- 全部覚えないといけない気がする
でも、最初から全部覚える必要はありません。
Visual Studioは、途中まで入力すると候補を表示してくれます。
その候補から選べば、すべてを手で打たなくても入力できます。
今日は、覚える練習ではなく、候補から選ぶ練習をします。
新しいプロジェクトを作る
まず、Visual Studioを起動します。
最初の画面で、次をクリックします。
新しいプロジェクトの作成
検索欄に、次のように入力します。
コンソール
または、英語で次のように入力しても構いません。
Console
一覧の中から、次を選びます。
コンソール アプリ
このとき、言語が C# になっているものを選びます。
選べたら、[次へ] をクリックします。
プロジェクト名を決める
次に、プロジェクト名を入力します。
今回は、次の名前にしましょう。
ConsoleInputLesson01
プロジェクト名は、あとから見たときに何の練習かわかる名前にしておくと便利です。
今回は、
Console入力練習の1回目
という意味で、
ConsoleInputLesson01
にします。
場所は、先生の指示に従ってください。
特に指定がなければ、自分がわかりやすい場所で大丈夫です。
入力できたら、[次へ] をクリックします。
追加情報の画面
次に、追加情報の画面が表示されることがあります。
.NET のバージョンを選ぶ画面です。
授業では、先生の指示に合わせてください。
特に指定がなければ、最初から選ばれているもので大丈夫です。
設定を確認したら、[作成] をクリックします。
コードを書く画面を確認する
プロジェクトが作成されると、コードを書く画面が表示されます。
次のような内容が最初から書かれている場合があります。
Console.WriteLine("Hello, World!");
これは、Visual Studioが自動で用意してくれたサンプルです。
今回は、この行を使って練習してもよいですし、一度消してから自分で入力しても構いません。
今日の練習では、最終的に次の1行を入力できれば成功です。
Console.WriteLine("こんにちは");
今回練習する1行
今回練習するのは、次の1行です。
Console.WriteLine("こんにちは");
この1行は、画面に文字を表示する命令です。
実行すると、コンソール画面に次のように表示されます。
こんにちは
今は、細かい意味をすべて理解しなくても大丈夫です。
今日はまず、
この形を、インテリセンスを使いながら入力できるようになる
ことを目指します。
入力を分けて考える
次の1行を、いきなり全部打とうとしなくて大丈夫です。
Console.WriteLine("こんにちは");
次のように、部品に分けて練習します。
Console
.
WriteLine
(
"
こんにちは
;
実際の流れは、次のようになります。
Consoleと入力する.を入力するWriteLineを選ぶ(を入力する"を入力する- 表示したい文字を入力する
;を付ける
ポイントは、全部を手で打つことではありません。
Visual Studioが候補や記号を補ってくれるところは、うまく利用します。
手順1:Console と入力する
まず、コードを書く場所にカーソルを置きます。
そして、次のように途中まで入力します。
Con
ここまで入力すると、Visual Studioが候補を出してくれます。
候補の中に、次の文字が表示されたら、それを選びます。
Console
選ぶ方法は、環境によって少し違いますが、多くの場合は次のどれかです。
- Enterキー
- Tabキー
- 候補をクリック
最初はクリックでも大丈夫です。
慣れてきたら、EnterキーやTabキーで選べるようにしていきましょう。
入力後は、次のようになります。
Console
手順2:ドット . を入力する
次に、Console の後ろにドットを入力します。
Console.
この . は、
Consoleの中にある機能を使う
という意味です。
ドットを入力すると、また候補が表示されます。
ここで、Consoleが持っているいろいろな命令が候補として出てきます。
手順3:WriteLine を選ぶ
候補の中から、次の命令を探します。
WriteLine
候補が多い場合は、途中まで次のように入力します。
Wri
すると、候補が絞られて見つけやすくなります。
WriteLine を選ぶと、次のようになります。
Console.WriteLine
ここまでで、
ConsoleのWriteLineという機能を使う
ところまで入力できました。
手順4:左かっこ ( を入力する
次に、WriteLine の後ろに左かっこを入力します。
Console.WriteLine(
Visual Studioでは、多くの場合、左かっこ ( を入力すると、右かっこ ) が自動で表示されます。
画面上では、次のようになります。
Console.WriteLine()
カーソルは、左右のかっこの間に入ります。
Console.WriteLine(ここに入力する)
この () の中には、表示したい文字や値を書きます。
今回は文字を表示したいので、この中に文字を入れていきます。
自動で ) が入った場合は、自分で右かっこをもう一度入力しなくて大丈夫です。
右かっこを二重に入れてしまうと、次のようになります。
Console.WriteLine())
この形はエラーになります。
まずは、Visual Studioが自動で入れてくれた ) を利用しましょう。
手順5:ダブルクォーテーション “ を入力する
文字を表示する場合は、文字をダブルクォーテーションで囲みます。
Console.WriteLine() のかっこの中にカーソルを置き、ダブルクォーテーション " を入力します。
Visual Studioでは、多くの場合、" を1つ入力すると、もう1つの " が自動で表示されます。
画面上では、次のようになります。
Console.WriteLine("")
カーソルは、2つの " の間に入ります。
Console.WriteLine("ここに文字を入力する")
ここに表示したい文字を入力します。
Console.WriteLine("こんにちは")
自動で右側の " が入った場合は、自分でもう一度 " を入力しなくて大丈夫です。
次のように " が多くなると、エラーや意図しない表示の原因になります。
Console.WriteLine("こんにちは"");
手順6:セミコロン ; を付ける
最後に、行の終わりにセミコロンを付けます。
Console.WriteLine("こんにちは");
C#では、多くの命令の最後に ; を付けます。
セミコロンは、
この命令はここで終わりです
という印です。
これで1行が完成しました。
完成形
最終的に、次の1行が入力できれば成功です。
Console.WriteLine("こんにちは");
今日は、この1行を暗記することよりも、
候補を使いながら入力できたこと
が大事です。
実行して確認する
入力できたら、実行してみましょう。
画面上部の実行ボタンを押します。
または、キーボードで次を押します。
F5
コンソール画面に次のように表示されれば成功です。
こんにちは
表示を確認できたら、プログラムは成功です。
練習1:同じ形で3回入力する
次の3行を入力してみましょう。
Console.WriteLine("こんにちは");
Console.WriteLine("C#の練習です");
Console.WriteLine("入力に慣れていきましょう");
ポイントは、毎回すべてを手入力しようとしないことです。
次の流れを繰り返します。
Conまで入力するConsoleを選ぶ.を入力するWriteLineを選ぶ(を入力する"を入力する- 文字を入力する
;を付ける
同じ形を何度も入力することで、少しずつ手が慣れていきます。
練習2:表示する文字だけ変える
次のように、文字の部分だけ変えて入力してみましょう。
Console.WriteLine("おはようございます");
Console.WriteLine("今日は晴れです");
Console.WriteLine("少しずつ慣れてきました");
この練習では、プログラムの形は同じです。
変わっているのは、" の中だけです。
Console.WriteLine("ここだけ変える");
この感覚が大切です。
練習3:自分の名前を表示する
次は、自分の名前を表示してみましょう。
Console.WriteLine("小西");
自分の名前に変えて入力してください。
例です。
Console.WriteLine("山田");
Console.WriteLine("佐藤");
Console.WriteLine("田中");
" の中を変えると、表示される文字も変わります。
練習4:コピーして文字だけ書き換える
入力が苦手な人は、毎回1行を最初から作るよりも、完成した行をコピーしてから、文字だけ変える練習も有効です。
まず、次の1行を入力します。
Console.WriteLine("こんにちは");
次に、この行をコピーして、下に貼り付けます。
Console.WriteLine("こんにちは");
Console.WriteLine("こんにちは");
Console.WriteLine("こんにちは");
そのあと、" の中だけ変えます。
Console.WriteLine("こんにちは");
Console.WriteLine("今日はC#を練習します");
Console.WriteLine("少しずつ入力に慣れます");
この練習では、C#の形を崩さずに、文字だけを変える感覚を身につけます。
よくある入力ミス
入力に慣れるまでは、エラーが出ても大丈夫です。
エラーは失敗ではありません。
コンピューターからの、
ここを直してね
という合図です。
ミス1:セミコロンを忘れる
間違い例です。
Console.WriteLine("こんにちは")
正しくは、最後に ; が必要です。
Console.WriteLine("こんにちは");
ミス2:ダブルクォーテーションを片方だけ忘れる
間違い例です。
Console.WriteLine("こんにちは);
正しくは、文字の前後を " で囲みます。
Console.WriteLine("こんにちは");
ただし、Visual Studioが自動で右側の " を入れてくれることがあります。
その場合は、自分でもう一度入力しないようにしましょう。
ミス3:ダブルクォーテーションを多く入れてしまう
間違い例です。
Console.WriteLine("こんにちは"");
正しくは、次の形です。
Console.WriteLine("こんにちは");
" は、文字列の前と後ろに1つずつあれば大丈夫です。
ミス4:丸かっこを忘れる
間違い例です。
Console.WriteLine "こんにちは";
正しくは、WriteLine の後ろに () が必要です。
Console.WriteLine("こんにちは");
ミス5:右かっこを多く入れてしまう
間違い例です。
Console.WriteLine("こんにちは"));
正しくは、次の形です。
Console.WriteLine("こんにちは");
Visual Studioが自動で ) を入れてくれる場合は、自分で追加しすぎないようにしましょう。
ミス6:ドットを忘れる
間違い例です。
Console WriteLine("こんにちは");
正しくは、Console と WriteLine の間に . が必要です。
Console.WriteLine("こんにちは");
ミス7:大文字と小文字が違う
間違い例です。
console.writeline("こんにちは");
正しくは、次のように書きます。
Console.WriteLine("こんにちは");
C#では、大文字と小文字が区別されます。
ただし、インテリセンスを使えば、正しい候補を選びやすくなります。
今日の大事な考え方
プログラミングは、すべてを暗記して打つ作業ではありません。
大事なのは、次の流れに慣れることです。
- 少し入力する
- 候補を見る
- 正しいものを選ぶ
- 自動補完を利用する
- 必要な記号を付ける
- 実行して確認する
最初はゆっくりで大丈夫です。
速く打つことよりも、
正しい形を候補から選べること
が大切です。
今日のゴール
今日のゴールは、次の1行をインテリセンスを使いながら入力できることです。
Console.WriteLine("こんにちは");
さらに余裕があれば、文字を変えて何行か入力してみましょう。
Console.WriteLine("C#を学習中です");
Console.WriteLine("少しずつ慣れていきます");
Console.WriteLine("エラーが出ても大丈夫です");
今日は、難しいことを覚える日ではありません。
キーボードとVisual Studioに慣れる日
です。
今日できるようになったこと
✅ コンソールアプリのプロジェクトを作成できた
✅ プロジェクト名を付けることができた
✅ コードを書く画面を確認できた
✅ インテリセンスの候補を使って入力できた
✅ Console を候補から選べた
✅ WriteLine を候補から選べた
✅ " や () の自動補完を確認できた
✅ Console.WriteLine("こんにちは"); を入力できた
✅ 文字を変えて表示できた
✅ よくある入力ミスを確認できた
次回予告
次回から、いよいよWinFormsに入ります。
次回は、C#で画面のあるアプリを作ってみます。
コードをたくさん書くのではなく、まずは空の画面アプリを起動します。
今日のConsoleでは、文字を表示しました。
次回は、Windowsアプリの画面そのものを表示してみましょう。







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