リピータ・ブリッジ・ルーターの違い

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「データをそのまま送る」と「行き先を考えて送る」の違いを理解しよう

ネットワークの勉強を始めると、

  • リピータ
  • ブリッジ
  • ルーター

という3つの装置が出てきます。

どれも「ネットワークをつなぐ機械」ですが、何を見て、どのようにデータを送るかが大きく異なります。

まずは次のイラストをご覧ください。

(ここに「リピータ・ブリッジ・ルーター比較」のイラストを挿入)


リピータは「何も考えずに信号を延ばす」

リピータは最も単純な装置です。

受け取った信号を、

そのまま増幅して送り出す

だけです。

データの中身は見ません。

例えば、人が大声を出しているところを想像してください。

「こんにちはー!」

少し離れた場所では聞こえません。

そこでリピータ役の人が

「こんにちはー!」

と、そのまま叫び直します。

これがリピータです。

つまり、

内容は理解せず、そのまま届けるだけです。


ブリッジはMACアドレスを見て送り分ける

次に登場するのがブリッジです。

ブリッジは、

MACアドレス

を見て転送先を決めます。

例えば、

部屋A
PC1
PC2

部屋B
PC3
PC4

というLANがあるとします。

PC1がPC2へ送るなら、

部屋Bへ送る必要はありません。

ブリッジは

「PC2はこちら側にある」

と覚えているため、

必要な側だけへ送ります。

これによって無駄な通信が減ります。


「全部送る」は少し誤解

教科書には

「ブリッジはすべてのLANへ送る」

と説明されていることがあります。

しかし、これは少し乱暴な表現です。

実際には、

宛先が分かっている場合

PC1 → PC2

部屋Aだけへ送る

となります。

一方、

宛先をまだ学習していない場合

???

全部へ送る

となります。

つまり、

普段は必要なLANだけへ送り、分からない場合だけ全体へ送ります。


ルーターはIPアドレスを見る

ルーターはさらに上のレベルで動きます。

見るものは

IPアドレス

です。

例えば

192.168.1.0/24
↓
192.168.2.0/24

のような

異なるネットワークを接続します。

ルーターは

宛先IP
↓
どのネットワークへ送ればよいか

を判断します。

つまり、

住所を見て配送先の町を決める

ような仕事をしています。


郵便で例えると分かりやすい

初心者には郵便の例が理解しやすいでしょう。

リピータ

「封筒をそのまま隣へ渡す人」

内容も住所も見ません。


ブリッジ

「部屋番号を見て部屋へ案内する人」

MACアドレスで送り先を決めます。


ルーター

「住所を見て町へ送る郵便局」

IPアドレスを見て送り先ネットワークを決めます。


3つの違いを比較

装置見ている情報接続するもの役割
リピータ見ない同じLAN信号をそのまま延ばす
ブリッジMACアドレス同じネットワーク必要なLANへ送り分ける
ルーターIPアドレス異なるネットワーク宛先ネットワークへ転送する

OSI参照モデルで見ると

この3つはOSI参照モデルでも役割が異なります。

装置OSI参照モデル
リピータ第1層(物理層)
ブリッジ第2層(データリンク層)
ルーター第3層(ネットワーク層)

基本情報技術者試験でも頻出なので、

「何を見る装置なのか」

を覚えておくと、多くの問題が解けるようになります。


まとめ

リピータ・ブリッジ・ルーターの違いは、**「どの情報を見て転送するか」**にあります。

  • リピータ:信号をそのまま延ばす(何も見ない)
  • ブリッジ:MACアドレスを見て必要なLANへ転送する
  • ルーター:IPアドレスを見て宛先ネットワークへ転送する

「ブリッジは全部に送る」「ルーターは必要なところだけ送る」とだけ覚えると誤解しやすくなります。

初学者は、

何を見る装置なのか

という視点で整理すると、ネットワークの仕組みがぐっと理解しやすくなります。

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