Windows 11でPingに応答させる方法
Windows 11では、初期状態では他のパソコンから送られた Ping(ICMP Echo Request)に応答しないようになっています。
これは故障ではなく、Windows Defender ファイアウォールによるセキュリティ対策です。
ネットワーク実習やLAN接続の確認では、「IPアドレスは正しいのにPingが返ってこない」という場面によく遭遇します。
今回は、Windows 11でPingに応答できるようにする方法を紹介します。
なぜPingが返ってこないの?
例えば、別のパソコンから次のように実行します。
ping 192.168.1.100
すると、
要求がタイムアウトしました。
となることがあります。
IPアドレスが正しくても、Windows Defender ファイアウォールがPing(ICMP)をブロックしているため、応答しません。
手順1 Windows Defender ファイアウォールの詳細設定を開く
Win + R キーを押します。
「ファイル名を指定して実行」が表示されたら、
wf.msc
と入力して Enter を押します。
すると、
「Windows Defender ファイアウォール(セキュリティが強化されたWindows Defender ファイアウォール)」
が開きます。
手順2 「受信の規則」を選択する
左側のメニューから
受信の規則
をクリックします。
手順3 ICMPv4受信の規則を探す
一覧から次の規則を探します。
ファイルとプリンターの共有
(エコー要求 - ICMPv4 受信)
同じ名前の規則が2つ表示されています。
- ドメイン
- プライベート、パブリック
一般家庭や職業訓練校では、
「プライベート、パブリック」
の方を使用します。
手順4 規則を有効にする
「ファイルとプリンターの共有(エコー要求 – ICMPv4 受信)」をクリックします。
画面右側の 操作 に表示される
「規則の有効化」
をクリックします。
すると、「有効」の列が
はい
に変わります。
これで設定は完了です。
ドメインとプライベートの違い
同じ規則が2つあるので迷う人も多いですが、違いはネットワークの種類です。
| プロファイル | 使用する環境 |
|---|---|
| ドメイン | Active Directoryを利用している会社・学校 |
| プライベート | 自宅や職業訓練校など信頼できるLAN |
| パブリック | カフェやホテルなど公共ネットワーク |
一般家庭や職業訓練校では、
「プライベート、パブリック」
を有効にすれば十分です。
動作確認
別のパソコンから
ping 192.168.1.100
のように実行します。
正常なら、
192.168.1.100 からの応答:
バイト数=32 時間<1ms TTL=128
のような結果になります。
それでもPingが通らない場合
次の項目を確認しましょう。
- IPアドレスが正しいか(
ipconfigで確認) - 同じLAN・同じサブネットに接続されているか
- LANケーブルやWi-Fiが正常に接続されているか
- 相手側のWindowsでもPing受信が許可されているか
まとめ
Windows 11では、初期状態ではPingへの応答は無効になっています。
ネットワーク実習などでPingを利用する場合は、次の4つの手順で設定できます。
wf.mscを実行する- 「受信の規則」 を開く
- 「ファイルとプリンターの共有(エコー要求 – ICMPv4 受信)」の「プライベート、パブリック」 を選択する
- 右側の「規則の有効化」 をクリックする
ネットワークの学習では、「IPアドレスは正しいのにPingが通らない」原因として、Windows Defender ファイアウォールがPingをブロックしている可能性を確認することは、実務でも非常に重要なトラブルシューティングの基本です。






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