AIに「仕事を任せる」技術――AIエージェント入門
プロンプトエンジニアリングを学んだ皆さんは、「AIにうまく聞く」ことができるようになってきたと思います。次のステップは、AIに複数の作業を連続してやらせることです。これが「AIエージェント」の考え方です。
目次
AIエージェントとは?
通常のAI(チャット)は「1問1答」です。AIエージェントは違います。目標を伝えると、AIが自分で考えながら複数のステップを自律的に実行します。
あなた → 目標を伝える
AI → ①計画を立てる
②ツールを使う(検索・コード実行など)
③結果を確認する
④次のステップを考える
⑤目標達成まで繰り返す
具体例:エージェントが活躍する場面
例1:コードレビューエージェント
目標:「このC#プロジェクトのコードを読んで、改善点を3つ見つけて、修正案も書いて」
エージェントの動き:
① プロジェクトのファイルを順番に読む
② 問題のある箇所をリストアップする
③ 各問題の修正案を考える
④ まとめてレポートを出力する
例2:学習サポートエージェント
目標:「Unityのコルーチンについて調べて、初心者向けのサンプルコードを作って、よくあるミスも教えて」
エージェントの動き:
① コルーチンの仕組みを整理する
② サンプルコードを生成する
③ 初心者がつまずきやすいポイントを調べる
④ 全部まとめて出力する
GitHub Copilotで体験するエージェント的な使い方
ステップ1:最終目標を最初に宣言する
// TODO: プレイヤーのスコアを管理するクラスを作る
// 要件:
// - スコアの加算・減算ができる
// - ハイスコアを記録する
// - UIに反映できるようにイベントを用意する
ステップ2:一度に全部作ろうとしない
// まずはスコアの加算だけ実装する
public void AddScore(int points)
{
// ← ここでCopilotに補完させる
}
ステップ3:生成されたコードを確認してから次に進む
「確認→次のステップ」を繰り返すことで、エージェント的なリズムで開発が進みます。
エージェントを使う上での大切な心構え
AIの出力を「鵜呑みにしない」
❌ 悪い使い方
「AIがやってくれたから大丈夫」→ 確認しない
✅ 良い使い方
AIの出力を見て「なぜこうなったか」を理解する
おかしいと思ったら修正する指示を出す
「なぜそうしたか」を必ず聞く
このコードを生成してくれましたが、
なぜこのアプローチを選んだか説明してください。
他の方法と比べてどんなメリット・デメリットがありますか?
責任は自分にある
AIが作ったコードでも、提出・公開するのはあなた自身です。動作確認・コードレビューは必ず自分で行いましょう。
まとめ
- AIエージェントは「目標を渡すと複数ステップを自律実行する」仕組み
- GitHub Copilotでも「目標宣言→小さく任せる→確認→次へ」のリズムで体験できる
- AIの出力は必ず自分で理解・確認することが大切
- プロンプトエンジニアリングの力があると、エージェント活用の精度も上がる
AIを「使われる側」ではなく「使いこなす側」になることが、これからのエンジニアに求められるスキルです。
訪問数 3 回, 今日の訪問数 3回





ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません